re:消えた「MPについて」・・・再投稿  #6003
投稿者:  Michel (2000/01/28 03:19)

「B♭管の方が音が良い」には私は「?」です。オケでTPのパートを吹くには
C管のほうが、結果的には、らしく聞こえるからで、同じパートをB♭管で吹くと
妙にロマンティックになったり、演歌っぽくなったり、どこかしら、ボっさい感じ
に聞こえてしまう為・・・C管だと「シャキ!とか、パリっと(PARIですよ、BARIではないよ)聞こえます。B♭管だと、最悪の場合ffで欲しい時に聞こえずに、音が沈んだり、下に下に潜り込んで行く感じになってしまう場合があり、
奏者が思っている様には、客席には聞こえて無いものです。吹いている本人は、一生懸命ですが、一生懸命な分だけ、余計に報われません。

 それから、ロシアのオケは、今時はC管を使ってますよ。
サンクト・ペテルブルクのロマーノフ、シャラポフ、コルギン キーロフオペラ
の、フォーキン、前任のワシリー・カン他・・・モスクワ地方は知りませんが・・・そう言えば、ヨーコ・ハルヤンネ(フィンランド放送)は、何と
シベリウスの交響曲2番をE♭管(B&S社製)で、艶々の音色で吹いていました。

 「B♭管の方が音が良い」と言うのは、「ドイツのオケの音は暗い」と
同じ様な、思い込みではないでしょうか?さすがにJAZZにはC管は?と
思いますが・・・
 個人的には「B♭管はビール」「C管は赤ワイン」と思って音色のイメージ
を持ち、クラシックでは、C管を99.999%使っていますが。
あっ、でも、小編成の金管アンサンブルには、B♭管の方が合いますね!
C管だと妙に浮いてしまいます。倍音の関係かな?金10位なら、逆に浮いて
良いみたいですが・・・

 皆さんどう思いますか

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