イメージを!
#8209
投稿者:
モンケ (2000/08/13 00:43)
いろいろな演奏を聴いて、自分なりのイメージを持つのが良いと思います。 「関係ない。良い音楽をめざせば良い」との投稿がありますが、これは あまりに無責任で言葉足らずだと思います。自分なりに研究してドイツもの、 フランスものの音楽の違いが実感出来るようになると、自分の音楽の 幅が広がります。吹き方の違いや、「それらしさ」が表現できるためには 音を出す前のイメージが必須です。 ドイツ、フランスの他にも、ロシアものや、古くはバロックから現代音楽まで たくさんの音楽を聴くことは必ず自分の音楽性を高めます。 ピストン、ロータリーの違いも一つの形ですが、求められる楽譜の性格が ドイツものとフランスのもでは全然違うことが楽譜をごらんになると わかりますね。 ドイツものは、やはり打楽器的な4分音符や和声の一部としての白玉が 多く、ブラ1なんて旋律は3楽章のリピート部分しか無いですよね。 もしこだわりのある打楽器奏者がいるならば、どれだけ一音一音を大切に 良く考えて音を出しているかを訊いてみるのも良いでしょう。 フランスものはやはり軽やかな旋律が多いですから、ひとつひとつの音に こだわりを持ちすぎずにフレーズ全体の構成を考える必要があるようです。 このBBSで短絡的な答えをもらっても、イメージが無くては意味があり ませんし、おそらく「それらしい」音も出ないでしょう。少し遠回りを するようでも結局早いハナシが、「耳から入りましょう」でしょうか。 |