腹筋 について  #8052
投稿者:  藤井_完 (2000/08/01 19:21)

一般的に「腹筋」とひとまとめにしますが、正確に言うと「腹斜筋」「腹直筋」「腹横筋」の三つの筋肉からなっています。
そして我々管楽器や声楽の人間が演奏時に《まともな》バランスで呼吸した場合、腹斜筋の下部は収縮します。これがいわゆる「下腹の支え」です。しかし、「直筋」「横筋」は弛緩します。延びて膨らみます。腰から上はそうなっていますよね。
これをよく収縮と勘違いするのです。この状態を「受動的緊張」と呼びます。

「腹筋を鍛える」という場合、ほとんどがボクサーみたいに「腹直筋」を鍛えることを想定しています。先ほどの勘違いが原因です。

我々が「腹筋」を考えるときは常に「呼吸筋」としての「腹筋」です。
「格闘技」のための腹筋ではありません。
「横隔膜」がどのように働いてくれるのか?という事との関連で「腹筋」の働き、バランスをトレーニングして覚えます。

「腹筋の強さ」を問題にするのであれば、明らかに「強さ」においては劣っている「女性奏者」の中に、男性より上手な人がゴロゴロいるのはどう説明するのでしょうか?
その審査員の先生に一度聞いてみたいですね・・・
まだまだ言いたいのですが、ひとさまのBBSのスペースはとれませんので・・・

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