金管演奏の原理  #9692
投稿者:  rosolino (2000/11/10 15:21)

Cloude Gordon の 『Brass playing is no harder than deep breathing』
が翻訳されて出版されたようです。訳者は杉山 正という Gordon本人
にずっと習っていた人が翻訳したようです。

http://www.kyobunkwan.co.jp/XBooks/korekara.html

よんでみましたら、
ゴードンの教えといいますと、よく "Hi Note" だとか
いわれるらしいですが、この本をよんでみますと、そんなことは
決してなく、金管 player としてどのように練習すれば、総合的に
優れたplayer になれるかということが自然現象と比較されていて
よみやすくかいてありました。

中でも、舌の役割というのはかなり重要で、舌が音程を変化させる
のであって、けっして、唇ではない というのは驚きでした。
また、如何に自分が呼吸について軽視していたかもわかって、
なんだか 得した気分です。

しかし、ノー プレッシャーシステムというのが ゴードンの先生
である、クラークが 正しく上達すれば、このように、軽く演奏する
こともできる事をデモンストレーションするために、紐からつりさげた
ラッパを吹いたのを、誤解され広まったものとはしりませんでしたなー。
クラーク自身もあのデモンストレーションは失敗だったといっていた
そうです。

なんにせよ、間違った情報というのはおそろしいですね。

http://www.kyobunkwan.co.jp/XBooks/korekara.html