re:困った困った。。。  #9810
投稿者:  tky (2000/11/20 10:48)

実際、中高音より低音の方が、響きを作るのは遥かに難しいです。
私の先生も、「ダブルHiCは、練習すれば大体誰でも出る可能性があるが、
中低音を当たり前の響きにするのは遥かに難しい」
と申しておりました。。。

私の場合、どのように中低音の響きを作ったかというと、
ペダルを最大限活用しました。
ただし、ペダルは賛否両論あり、正しいペダルを理解した指導者の
元で練習しないと、効果が無かったり、逆効果だったりします。
(唇を開かずに、アンブシュアを保ったまま、息の量とスピードを
増して吹けば良いのですが、言葉で読むと矛盾を感じるように、
最初はしばらく(私は数ヶ月でした)音が出ないと思います。
無理に音を作らずに、一人でこれを練習できるかどうかです)

というわけで、ここではペダルを用いないエクササイズを
ひとつだけ紹介します。

最低音のF#から、クロマティクス(半音階)で2オクターブ上がり、
またもとの音まで降下します。
(3連譜、4連譜と決め手、テンポを取りながら行います)
息の流れを意識します。細く、乱れない一定の流れをイメージします。
上昇につれて、(pp→mpくらい)若干クレッシェント、下降するときは
若干デクレッシェント(mp→pくらい)します。
上昇するときは、息のスピード、支えが自然に上がると思います。
重要なのは、下降の際も若干支えを強めていってあげることです。
最後の最低音をロングトーンしながら、唇、舌、喉、肩、二の腕の順で、
リラックスを確かめます。各パーツを、たいそうのようにヘロヘロ動かして、
リラックスさせてやって下さい(音は揺れても切れてもかまいません)
呼吸の支えだけが残ります。
このときに、響きを確かめてみて下さい。
※音量はまったく要りません。静かーに行うつもりで)

ご参考になれば。