re:Natural Trumpet について
#12492
投稿者:
はるお (2001/06/05 09:40)
久しぶりに登場です。 ナチュラルトランペットの音色に嵌ってしまったみたいですね。バロック音楽では所謂ピッコロトランペットの音色では不向きなものが沢山ありますね。まず、音色がまったく違う。基本的に管の長さが4倍も違いますから、低周波倍音の量がまったく違うわけです。したがって、テュッティでは綺麗に弦や他の管と溶け合います。最近では現代の楽器でも、この音色に近づけようという努力を奏者や楽器メーカーはしているみたいです。したがって、現代の録音では結構良い音色のものもありますが、少し前(1970〜80年代)のものはまったく別の楽器に聞こえます。バッハやヘンデルが聴いていた音をぜひ試しに聴いてみてください。 長くなりましたが、CDの紹介ですが、Kazuyaさんが書いているものもすごく良いと思います。特に1と4集!それ以外にお試しいただきたいのが、ブラデンブルグ協奏曲やクリスマスオラトーリオ、ヘンデルのメサイヤの聞き比べです古楽演奏の場合、推薦盤が沢山あります。コレギウムアウレウム、コンチェルトケルン、ウイーンアカデミー、・・・・。音色ならば、まずはやすいもので比べてみてはいかがでしょうか? そうそう、ピッチの件ですが、415Hz以外にも沢山のピッチが存在します。くれぐれも、バロック=半音低いという教科書的な感覚を身につけないでくださいね。 はるお |