re:人間と道具(奏者?Mp?Tp?)  #13203
投稿者: ごんすけ (2001/07/19 23:03)

。奏者の吹き
方あってのマウスピースでありトランペットなのです。知ってる方が大半を占めていましょうが直立二足歩行の歴史は440万年前のラ
ミダス猿人ですね。440万年前ときくと誰もがアウストラロピテクスを連想し
ますね。先日エチオピアで約520万〜580万年前の二足歩行の猿人を発見し
たというニュースも流れましたが。まぁ、それだけ人類の歴史が長いと言うこと
でしょう。それから金属器を使用し始めたのも春秋戦国時代くらいからですから
紀元前73年ごろと考えて良いでしょう。案外金属器の歴史は浅いものですね。
閑話休題
別にあなたの理論に反論する気はありませんが腑に落ちないこと数点。
第一、パソコンとトランペット或いはマウスピースを比較するのはいかがなこと
でしょうか。パソコンは機械文明の延長に位置しその歴史も未だ浅く、それを使
うものはそれぞれ適正も個性も全く無視したかのように同一のOSの組み込まれ
た一台のパソコンを割り当てられて、それを周りと同じように会得していく...
と言ったものですが、トランペットは違います。使う者には個性があり、適正が
あります。大体、あなたの言う最高品質のトランペットの定義も疑わしい。

>>Tp奏法論での道具の果す役割は奏者から最高に気に入ってもらえるかどう
かである。気に入ってもらえなければすぐにでも別の道具にとって変わられる。
道具自身は奏者に気に入ってもらえるようなゴマスリも小細工も何もできない臆
病者で正直者?なのだ。だから奏者は新たな道具に関わる前に自分自信の奏法を
振り返って、おおいに自己批判?をしてからでも決して遅くはない

とありますが、確かに奏法論から見ればそうでしょう。しかし個性重視の観念を
交えて考察してみれば奏法論はある意味束縛を含んでいないでしょうか(良い・
悪いはべつにして)。そして「最高品質の楽器」の役割は奏者の個性や適正を引
き出すことにあるのでは。楽器自身はたしかに胡麻擂りも小細工もできないでし
ょう。だからこそこの世界に多種のトランペットが存在しているはずです。たし
かにあなたの

>>奏者の吹き方よりもMpが第一か?

というあなたの意見もわかります。しかしそうはいってないのです。吹き方と音
楽的感性音あってのトランペットであり、マウスピースであるのです。そして奏
者の持ち前の奏法を活かすから「最高品質」なのです。
また、このように考えることもできます。奏法がある程度パターン化されていく
中でそれぞれが楽器に理想の音を求めることは自然な傾向です。別にそれは間違
ってもいない、あるべき姿なのです。そしてその楽器に求める向上心がトランペ
ットの楽器としてのレベルをあげ、トランペットの向上が奏者の向上にも結果的
につながってくるのです。