re:高い音を出す事を持続させるには…  #13412
投稿者: かず (2001/07/29 00:45)

まずはステージ全体のペース配分を考えてみて、最後まで吹ききるには
どのようなペースで吹くか、自分の耐久力と相談してプランをたてましょう。
次ぎに個々の曲の中で、どこがヤマ場か、もしくはトランペットが重要な
ところかをチェックしましょう。
次ぎに同じパートでユニゾンを探しましょう。もし、次ぎに高い音が出てくる
ユニゾンなら、パート内で相談して休むか音量をおとしてもよいでしょう。
次ぎに他のパートでユニゾンの部分を探しましょう。
指揮者と相談して、トランペットが前面に出る必要がない部分はやや音量を
押さえて支えにまわることもできます。

以上は対処法ですが、吹き方としては高い音はリラックスしてコンパクトな
音を出すようにこころがければそれほど負担にはなりません。
唇を堅くしてしぼって高い音を出したり、必要以上に大きな音量で吹くと
たいていの人はばててしまいますよね。

高い音はトランペットの場合、曲の最後の方に出でくることが多いですね。
ここでしっかりヒットさせるには実は前の中音域、低音域の吹き方が重要です。
出しやすい音だからと思って調子に乗って吹きすぎると、唇が知らず知らず
開いてきて、高い音を出せるアンブシュアの状態がこわれ、さらに無理して
その音を出そうと、唇を堅くしたり、大きな音で吹いたりと悪循環の始まり
です。

練習法としては日ごろからステージを想定したペース配分にこころがけましょう。
コツとしては吹きながら休める感じをつかめばしめたものです。(アーバン参照)

あと積極的な練習法として高い音の連続に絶えられる訓練、耐久力を目的とした
カーマイン・カルーソーの教材などもあります。
これに代るものとしてはロング・トーンの練習で例えば四拍休符の間もアンブシュアの筋肉を維持して、練習するとカルーソーの教材と同じような効果が得られる
でしょう。(やりすぎは禁物です。適時休みを入れて下さい。)
それでは健闘を祈ります。