re:粘膜奏法克服は道具
#13052
投稿者:
中川喜弘 (2001/07/10 18:59)
Bフラット:ikuharohさん。 現在、日本のトランペット界をよくご覧になって下さい。どうしてこんなに水準が低いと思いますか。 精神論、根性論、息の使い方等で、水準が上がるならば、日本には「名人、達人のオンパレード」だと常々思っています。 需要、供給のバランスで「日本人に合ったトランペットを本気で研究する会社がない」と言っても良いのではないでしょうか。 ゴルフ、野球、オリンピック長距離、短距離用のシューズ、テニスのラケット、水泳選手のユニホーム、等々、ほとんどが、「道具選び」だと思います。 トランペットに話を戻します。 「TO TO TO TO」とタンギングをすると、唇は「ある形」になります。又ある形を取らないとその発音は出来ません。その時、唇は上下に伸びます。 いくら粘膜以外の場所にマウスピースを当てていても、タンギングすることによってマウスピースの位置は、有る一定の場所にずれていきます。 その落ち着く先が「粘膜」です。 「一フレーズ」吹き、マウスピースの当たる位置を修正できる「音楽の種類」等の場合は、演奏可能ですが、一度当てたマウスピースの位置を変えられない音楽の場合「アドリブ奏者、クラシックのソリスト」は、実際に音が出なくなってしまいます。 そろそろ、トランペットを科学的に考えましょう。それからですと、皆さんのおっしゃっている「息の使い方、舌の位置、唇の形、精神論、根性」が、本当に生きてくると思います。 私は悪意はございません。「前向きな意見」として取り上げて下さい。 |