ヴィブラート  #21030
投稿者: もものも (2003/10/05 23:36)

ヴィブラートのかけ方は基本的に3種類あります。横隔膜によるもの、顎を動かす(口でかける)、そして楽器を揺らす(右手で)ことでかけられます。
私の場合、曲想により口でかけたり手でかけたり使い分けます。私の好きなアレン・ヴィズッティもたとえば8小節のなかだけでも口と手を使い分けています。
手っ取り早くかけたい場合は手でかけることが多いようです。しかし、クラシック系の曲での基本は太くまっすぐな音を出せることが条件です(ジャズではまたいろいろあります)。
太くまっすぐな音を出している最中に右手で楽器を揺らすと音が揺れます。揺らし方もいくつかあって、親指でかける方法・小指でかける方法・ピストン上部をゆらす等があります。しかし、周波数(基本は一秒に3回)・振幅(大きいか小さいか)・上にかけるか下にかけるか真中かといろいろ考えて吹かなければヴィブラートとは呼べません。適当でもそれなりには聴かせられますが、味を出すためには先ほどのことを考えながら反復練習するしかありません。それといろんな人・曲のヴィブラートをよく聴いて曲にあったヴィブラートとはどんなものかを考えるのもよい演奏の手助けになります。
ともあれ、ヴィブラートを使ったことがないのであればこの曲に関しては使わなくてもいけますので、とにかく“うたう”ことに重点を置いたほうがよいかも知れません。
うまくまとめられず、長々とすみません。