re:エアが入らない  #27046
投稿者: hanako (2006/09/09 22:51)

 バテてくると唇のまわりが疲れて支えがきかなくなります。普通に吹いているときより筋肉がなんとかしなきゃって無理矢理シメにかかったり、どこかの力を借りたくなって、押しつけたりがんばったりするのは誰でもあることです。
 そこで、みんな力の入りやすいノドや手や上半身などの力みでもってカバーしようとするのです。
 一番影響の出るところはノドなのでそこがスムーズに息の入らない状態になって、抵抗と感じることが多いようです。
 また、唇も堅くなってしまって息を自然に出せなくなってしまうことがあります。
 そうなると、自分の意識ではどうしようもなくなって、ますます深みにはまる最悪の事態になります。緊張していると特にそうなります。
 まずダメージを受けるのは弱い筋肉のアンブッシャー、つまり一番大切な息の出口の唇の中央になります。ここが、一番リラックスしていなければいけないのに、無理な力がかかり自然な息の流れが作れなくなってしまいます。
 そうならないためには、
 ・バテる前に何とかする。
 ・楽器を唇から離して、フリーの状態に早く戻してあげる。
 ・そして、上半身の力を抜くために肩の運動をする(本番でも)。
 ・楽器を置いて手の力を抜いて持ち直す。バテを回復させるために休憩を  する。
 ・意識をして、ノドの力を抜くようにする。
 などしないとそのまま吹いても口の所にますます力が入って、崩壊してしまいます。
 練習の中では、崩壊〜休憩〜崩壊〜休憩というサイクルが耐久性をアップさせるコツではありますが、コントロールできないと疲れがたまって悪い方向になってしまいます。
 バテているときほどリラックスして、それでも唇が持たないと思ったときは、たとえソロで吹いているときでも演奏を少しやめて回復させた方がいいと思います。
 ラッパは根性でふくものではありませんから・・・。