re:リコキューンのC管ロータリー  #10196
投稿者: ロータリーTrp1号 (2000/12/15 01:12)

シュターツカペレ・ドレスデンの奏者たちがリコ・キューンを使っているようですが、それは主にB管のようです。首席奏者は、C管はレヒナーとヤマハ・ウイーンモデルを使い分けているようです。

旧西ドイツ、それも北の地方のオケは、B管、C管とも、やはりまだモンケが主流のようですね。バンベルグ放送響はそうでした。バイエルンはガンターなどを使う人もいたようですが、1番のハネス・ロイビン(先日の放送のマゼールの自作曲のソロ、実に見事でした。)が北ドイツ放送響にもいたと思いますし、もともとモンケ使いなのでしょうが、その影響か、モンケが多かったように思います。で、モンケ含めてですが、ドイツでも日本でもそうですが、
 ノーラッカーorラッカー>>SP>>GP
と、表面仕上げの流れが変わってきましたね。オーストリア系の楽器にGP仕上げが多いので、特にN響あたりではシャガールが増えたりしているせいか、モンケをお使いの栃本さんもGPですよね。流行でしょうか。

 ちなみに私は、GPは美しく、音の通りに独特のものがあるようで好きです。

でも、旧東ドイツでは、モンケは手に入らなかったのか、そうこうするうち、演奏スタイルの違いが定着し、軽めの楽器が好まれているようですね。ヘッケル辺りは、マイヤーのヘッケルモデルから判断すると、いろいろバリエーションがあり、軽めのものから、モンケに匹敵するぐらいしっかりしたものまであるようです。でも、その中でも、やはり軽めの楽器が主流なのでしょうか。旧東ドイツのシェルツァーなど、軽めで、よく響き、倍音をたっぷり吹くんだ音が出ますが、他のメーカーであっても、そのような音が好みなのでしょうか。リコ・キューンは吹いたことはありませんが、そのような傾向を持つ楽器なのでしょうか?

現在、よく使われているロータリーは、モンケ、レヒナー、シャガール、ヤマハ辺りでしょうか。