re:困ってます  #10321
投稿者: tky (2000/12/25 10:40)

じゅんさん、
「自分にとって吹きやすい」
というのは、それはそれでとても大事なことなんですが、
「何かを犠牲にして、変則的にカバーしている」
から、そのアンブシュアーで吹きやすい可能性もあるのでは?

推測で申し訳無いのですが、高音が楽だが、細くなるという事と、
下唇がアカンベーをした状態というところから想像するに、
上唇を巻き込む等、閉じすぎたアパチュアにすることで
高音を出してるのではないでしょうか?

ためしに、口の前で両手で紙の上側を持ち、アンブシュアを作って
吹いてみてください。
紙は勢い良く後ろにたなびきますか?
もしそうならなければ、私の推測するアンブシュアに
なっています。

この方法だと、アパチュアが簡単に閉じるので高音が楽ですが、
唇が息の流れを阻害しているので、自由なコントロールがきかないし、
サウンドも良い響きが得られません。

ただ、形ばかりを気にしても、アンブシュアはうまく形成されません。
単に外からの形ではなく、微妙な筋肉バランスと、コントロールで
成り立っているからです。

で、どうするかというと、「息の流れが仕事をする」感覚を利用するのです。
息の量、支え、コントロールを作ってから、吹きながらアンブシュアを作って
いきます。

そのときに、音が出ようが出まいが、かまわずに「息の流れ」に仕事を
させてあげる時期を通過できるかがポイントになります。
音が出ないのにかまわず吹けるかどうか。結構難しいです。

で、体のほうで、息の流れのトレーニングが出来てきて、楽にそれが
こなせるようになると、アンブシュアは息によって徐々に形成されます。

その時アンブシュアは、

@コーナー(唇の両端)キープ
A上下の唇は巻き込まず、合わさってアパチュアを閉じる

が出来ていないと、「気流に仕事をさせて音を作る」ことが
出来ないことが、体で理解できていると思います。

ご参考になれば。