re:高い音!!  #10402
投稿者: 臓器亭遺伝子 (2000/12/31 12:17)

予想された意見です。「高い音だと細いのは誤り」の真意は、そもそも「太い音・細い音」という吹くときの意識は、おそらく持たない方がいいのではないかと思っているからです。もちろん、吹いた「結果」として、また、指導者の要求として、「太い・細い」はありえますし、ズ太くて厚かましい高音など、クラシックの世界にいる自分も、とんでもないと思いますので、全く同感です。ただ、「吹くときの意識」として、「太い・細い」を感じると、おそらく、太い音を出そうとすると、アンブッシュアを緩めてしまったり、逆に力んでしまったり、また、細い音を意識すると、上下の唇をキツク閉じてしまったり、のどや、アパチャを狭めてしまったりと、いう弊害が起こる可能性が高いと思います。(唇を強く結んで高音を出す方法の危険は、少し前の「パイパース」でD・ドワヨン氏も指摘していました。)そんなことを踏まえて、「細い音という意識は誤りになることがあるよ」と言いたかったわけで、表現が断定すぎましたかね。じゃ、「太い・細い」という要求が指揮者からあったら、「大きい・小さい」という意識に置き換えていいんじゃないでしょうか?と思いますが。