re:ダブルタンギングのこつを教えて下さい!  #10469
投稿者: サンデーペッター (2001/01/10 22:25)

低音域に行くに従いダブルもトリプルもやりにくくなってきますね。
それは低音域に行くに従い息の通り道が広がるため、タンギング時
の舌の運動距離が大きくなるためでしょうね。
また、低音域のほうが息のスピードも落ちるので、高音域よりも
意図的に舌を大きく引かないと息の力での跳ね返りが得られないからでしょうね。したがって、舌の動きをちゃんとトレーニングしてないと、
低温域ほど舌がもつれる感じになります。

私の場合のダブルタンギングのイメージは、エンジンの回転原理に似ているように感じてます。シリンダ内の圧縮燃料ガスが爆発してピストンを
押し下げ、クランクシャフトと他重り等の慣性によって再びピストン
押し上げます。舌をピストンにたとえるとこのシリンダ内の爆発が
ダブルタンギング時のKUのアタックの瞬間で、慣性で元に戻る力が
TUとアタックしたときに舌を引く力とします。
エンジンが低速回転になるほど、燃料を減らして爆発力を弱めますね。
このときピストンを再び押し上げてガスを再び圧縮できる慣性力
が無いと回転は止まってしまうことは想像出来るでしょう。
(この説明は名案だとおもうが^^ゞ)
以上が舌の運動と力加減の話。
アンブシュアについてですが、舌が思い通りに動けるように
アンブシュアは低音域といえどもしっかり固定さてていなければ
なりません。多くの場合、口元がゆるみすぎてマウスピースに
唇が入りすぎるため、息がスムーズに入らずそのため舌を息のスピードで
コントロールし難くなってしまいます。
したがって、口元はしっかり固定され、唇がカップに入りすぎないように
アンブシュアを作らなくてはだめなんです。
それで、小さな音しかでないとか、音が出ないというのは
普段ふいているアンブシュアの形が良くないか、トレーニング不足か
やりすぎ(唇を巻き込みすぎ)でしょう。
ダブルタンギングの練習はアンブシュア全体のバランスを整えながら
やらないと身に付きません。
逆にいうと、ダブルタンギングの練習はアンブシュアのバランスを整える
練習でもあると言えると思います。
私の場合はこの目的で、ダブル、トリプルの練習を時々してますよ。