re:脱、粘膜奏法! 練習方法?教えて下さい。  #10649
投稿者: tky (2001/01/22 11:51)

>鼻からのブレスでは、ブレスするのに時間がかかりすぎ、曲を吹く時には少ししか吸えず息が足りなくなってしまいます
が、このご指摘はあくまでも「練習の中で鼻からブレスをして、感覚をつかむ」と理解して良いですか?

いいえ、むしろ息やアンブシュアをゆっくりセットし直している時間のない、
曲の中でこそ使ってみてください。
(休み拍の間、鼻から吸いつづけてもかまいません)
少しの休符でも、鼻から吸うコツをマスターすれば、
息の継ぎ足しと、アパチュアの閉じなおしが出来るようになるかと。
この方法で、曲中に崩壊していくのを防ぎましょう。

曲中でも、準備する時間が充分あるときは、大きく口と鼻から呼吸して
セットしてください。そのほうが楽に満足に吸えるでしょ?

鼻から吸うときに、早く吸えないのは原因があります。
息を吐いていくうちに、肺を容れている入れ物(胸、ミゾオチ)が
小さくなっていってません?
ゴードンの推奨する(ハイチェスト)を心がけて練習すると、
鼻からでも速く息が継ぎ足せるようになります。
※ハイチェスト(息が減っても、胸(含むみぞおち?)をしぼませないで、容積を保ったままにしておくことで、
呼吸筋が自然に鍛えられるし、安定した息の供給が出来るという考え。藤井先生は、筋力で行わず
イメージで行うことで力みを避けられるとおっしゃってます。)


>これらのご指摘で自分の呼吸の仕方、息の使い方がうまく出来ていないのだと理解しましたが、
>改善するには具体的にどんな練習が効果的ですか?

このスペースではちょっと説明できません。とらうとさんの状態にあったアドバイスが必須でしょうし、
練習方を誤解無く文面で伝える自信がありません。藤井管先生のページや書籍で研究なさって、ある程度
理屈がわかったら、正しく呼吸を中心に指導してくれる先生を探すことをお薦めします。
プロの方でも、正しい考えに基づいて、正しい順序で誤解無く呼吸を指導できる人は結構少ないと思います。
それで、先ず自分である程度の理屈を研究して、指導者を見る目を養ってから、探してみてください。
私の経験では、我流や書籍だけの練習では、正しい呼吸習慣をつけるには普通、限界があります。
(天才の方々は別かもしれませんが)

というわけで、ご参考になれば。