re:Tpの手入れとミニTpについて
#10884
投稿者:
Chagayan (2001/02/01 11:56)
掃除で直るかどうかは分かりませんが、ご質問ですから。 お風呂がいいです。ぬるま湯。 1.必要なもの。 (1)バルブオイル、スライドオイル スライドオイルはヘトマンがいいです。バルブオイルもですが、まあ どこでも可。 (2)スネーク(ヘビのように曲がりくねることができるからついた名前) スライドの内面や、バルブの穴の掃除に使います。 ドイツ製のものでいいものがあります。名前忘れました。 2.手順 (1)全部ばらして、風呂のお湯でジャブジャブ洗ってください。 ただし、たわしなどは厳禁。手か、触らないかどっちかです。 洗剤が必要なら、シャンプーでもいいです、お湯に入れて下さい。 ただし、食器洗い洗剤などは研磨材が入っているのでバツ。 (2)お湯に入って居る状態でも出してでもいいですから、スネークで 内面を掃除します。特にリードパイプ(マウスピースがはまる、 30センチ位の直管です)はよく掃除します。食べカスなんか ついているとテキメンに音が悪くなります。 私は風呂の蛇口にゴムホースをつけてお湯を出してリードパイプをあらって ます。 (3)ミクロファイバー(楽器用がいいですが、めがね用も可)で拭いて 下さい。タオルは傷がつきます。特に柔らかいバルブ(モネルという 金属でできていることが多し)はタオルで拭くのはやめた方がいいです。 ミクロファイバーの布がないのなら、水をきって乾かした方がましです。 (3)乾かしている間に次のことを確認して下さい。 @各バルブの横を見て下さい。番号が書いてあります。1、2、3と。 1はMp側、3はベル側です。2は真ん中のバルブケーシングに 収まります。 A各バルブケーシングを見て下さい。切り欠きがあります。 次にそれに収まるバルブを見て下さい。それにあうオス側の 突起があります。挿入する時お互いにはまるように入れる訳です。 (4)乾いてからの手順 @メインスライド、第1,2,3スライド(番号はバルブケーシング の番号に対応します)を順番はどうでもいいですから、嵌めます。 ただし、スライドオイルを本体側の挿入部とスライド側の挿入部に 塗ってからです。挿入してから、10回位往復させて油がなじんで スムーズに動くことを確認して下さい。 Aバルブケーシングの底のキャップをつけます。メーカによっては 番号が書いてあります。このキャップはNo.1ケーシング用だと。 書いていない場合でも、ネジのオスメスがなじんでいるものを探して つけます。合っていないものを嵌めるとネジのオスメスが狂います。 またねじ込む前に油(ピストンオイルで可)を塗って下さい。 B次にバルブの挿入ですが、まずケーシング側に7ー10滴全方向に 行き渡るようにピストンオイルをたらします。 バルブは挿入する前によく掃除して、これも油を7ー10滴たらします。 バルブ本体だけでなく、バネの部分とキャップのネジの部分も お忘れなく。挿入するときは、ノッチのオスメスが合うような 方向から挿入します。挿入してから、バルブを押しつつ、キャップを ねじ込みます。ねじ込んでから、油がよく慣れるように10回位 バルブを押して下さい。この時楽器の方向を変えるなどの工夫も油を 行き渡らせるにはいいアイディアです。 B最後に油がもれたりしてますから、外面を丁寧に拭きましょう。 なお、バルブの戻りが悪い場合はまず、ケーシングとバルブのオスメスの凸凹 があっているかどうか、バルブを微妙に回転させて確認してください。 それでも駄目なら、多分ケーシングが曲がってます。間違っても、バルブに 紙やすりなどかけて駄目です。どうしようもなくなります。修理屋にもって 行きましょう。彼らは特殊な工具を持ってます。 ポケットトランペット ジュピターや下倉でお手ごろな値段の物を出してますよ。下倉のものが安くて お勧めです。音が遠くまで届かないと思ったら、べるにメガホンのようなものを 紙でもいいですからつけてみるなどの工夫をすると面白いカモ知れません。 |