re:ハンス ガンシュについての質問  #11225
投稿者: ロータリーTrp1号 (2001/02/22 10:52)

 小澤氏のアルペン、ハイトーンの抜けは驚異的です。録音の仕方にも夜かも知れませんが。
 ガンシュは、VPOの来日公演、R.シュトラウスのティルで、Es管らしきものを吹いていたので、アルペンはC管ではないようにも思います。まあ、アート・オブ・ブラス・ウィーンでは、ジャズもので、B管とでびんびんハイトーンを決めてるらしいので、管の長さは関係ないかも知れませんが。Es管はどこのだったのでしょうか?ヤマハかな?今は何でも、シャガールでしょうが。

 87年、バーンスタインとのマーラーの5番はガンシュのようです。本人がインタビューで言ってました。その演奏会、ガンシュはバーンスタインに意見したらしく、せっかくの名演奏も、演奏後に指揮者から起立を求められなかったそうで、バーンスタインも、なんだかなあ、と読んでて思わされました。
 演奏そのものは素晴らしいです。シカゴのハーセスなどとは対極的な演奏。ハーセスは、私には何でもあっけらかんと、開けっぴろげに吹いてる感じがして、好きになれないんですが、ガンシュの演奏は、陰影に富み、指揮者の要求をはるかに凌駕する、本当の演奏だと思います。
 同年1月1日のカラヤンとのニューイヤーコンサートでは、ヤマハのウイーンモデルらしきものを吹いているように思いましたが、もしかしたらヤマハではないかも知れません。アルテオーパーでの、マラ5も、同じ楽器でしょうか?
 B管は、しばらくロメオ・アダチ、C管はヤマハラボを使って、たしかにVPO引退前後からのようでね、シャガールになったのは。

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