re:★基礎練について★  #11418
投稿者: えっくすきゅー (2001/03/06 17:01)

Bbさま、
口頭でお伝えするのは限界があるのですが、
重要なポイントだけ並べてみます。

ウォームアップの基本は、昔なつかしのマジオの教則本です。
色々アレンジを変えるので、譜面に起こすととてつもない量に
なってしまいますが(笑)

正しい奏法で行わないと、弊害の多いペダルやマジオの譜面ですが、
きちんと行うと、息のトレーニングには秀逸な効果を発揮します。

@息の流れのウォーミングアップを丁寧にします。
ここでは、一応テンポをとりますが、
リズム、音程、etcは気にしすぎないように。
息を楽に使うための、筋肉を目覚めさせることが目的です。

A最初の出だしを、大きな音で吹き始めないように。
pppで、唇を閉じて、吹き下がるように。
出ている音より、息の流れを重視して。

Bウォームアップが終わったらタンギングの練習ですが、
これも息の流れに注意して、「舌で息をリリースする」
事をイメージします。息の流れと舌のタイミング、位置を
憶えます。出来るだけ舌は楽に、小さく動くように訓練します。
それが楽に出来る段階になって、
リズムや音程等、出ている音を気にします。
最初の段階で出ている音を気にすると、直ぐにバテます。

Cリップスラーも、息の流れとシラブル(舌の位置)の
タイミングをマスターすることに主眼を置きます。
音程やリズムは、それが楽に出来るようになってから
注意するようにします。そうしないと、唇を酷使して
直ぐバテます。

D 基本的には、マジオ的なウォームアップと、種々のタンギング、
リップスラー、それらを組み合わせたアーティキレーション等を、
種々のスケール、アルペジオetcと手をかえ品を変え練習します。

D タンギングの種類に関しては、習得する順序を工夫することに
よって、安全に上達できます。最初は、下の歯の裏に舌先を
軽く付けたまま、タンギングする事をマスターします。
裏のタンギングだけの練習も行います。ダブルやトリプルも、
先ずはゆっくり、息の流れに注意を払って練習します。

E ペダルを吹くのであれば、最初は、唇を閉じたまま、
唄った音程にしっかり支えた息を流すだけでいいです。
最初、音を出そうとすると、たいてい、唇が開いてしまいますが、
それはご法度。とても危険です。
そのうち、そのままの唇でも音が出る日が来ますが、一番の目的は
唇ではなくて息の流れのトレーニングですので、音は本当に
二の次でいいです。
でも、結果として正しく行えば、
唇のマッサージ効果も得られるようになるので、
無理をしたときに柔軟性を回復するのに使えます。

こんなに長文になってしまいましたが、本当に大まかにしか説明できません。

私は、そういったトレーニングを教えてくれる先生に習ったので、
感覚的に良く理解できたのですが、
文章だけではなんとも心もとないですね。

ご参考程度にとどめてください。