re:唇の厚い人は不向き?  #13008
投稿者: 遊歩 (2001/07/06 01:03)

Wyntonが唇が厚いと言う事ですが、そんなことありませんよ。
確かに、下の唇は厚いかも知れせんけど、トランペッタにとって
リードなる上唇は、薄いと言えませんが、厚くは絶対ありません。
下の唇は関係ないでしょう。
彼のブルース&スイングというビデオを見る限り、そうおもいます。

この話題になるととても悲しくなる事があります。
それは、唇が厚いのは、黒人というレッテルですよ。
なんででしょうか。これこそ偏見ですね。
別の人種でも唇の厚い人いますし、黒人でも唇が薄い人もいますよ。

私の尊敬している原朋直さん、お会いした事ありますけど、
失礼ですけど、唇はとても厚いです。
でも、唇の影響ないようです。
彼は、Jazz屋さんですが、クラシックもこなせる方です。
しかも完璧に。

ただ、私は、唇がどちらかというと薄い方なので、
唇が厚い人と、同じ奏法と同じ道具で全く一緒の条件で
吹けるかといえばNOだと思います。
でもそれがトランペットの良さと言うか、魅力だとおもいますし、
難しい所じゃないですか。
どんな楽器使っても、その人の音しか鳴らないんですよ。
そういう楽器なんです。

原さんがWyntonとお互いに、Yahama(原さんの楽器)と
モネット(wyntonの楽器)を交換して演奏したそうですが、やっぱり、
Wyntonが演奏するYamahaからモネットの音がちゃんと鳴るそうです。

唇ってやっぱり、トランペットのリードとなるものですから、
薄い人も厚い人もその人の音しか鳴らないんですから、それを
楽しんだらどうでしょう。

でもどちら向き不向きというのは、全く、ナンセンスのような気がします。

とくに唇の薄い人の方がトランペットに向いているというのは、ほんとに
迷信だし、そんなことでこんなすばらしい楽器(むずかしい楽器)をあきらめてしまう人がいたら、残念です。

長くなりました。

遊歩でした