re:レッスン
#1306
投稿者:
kazuya (7/31 10:45)
ハンス・ガンシュ以外には、田宮堅二(桐朋音大)、木村英一(シティーフィル)、コンラディン・グロート (ベルリンフィル)の3人(いずれもベルリンでヴェーゼニクに師事している)にレッスンを受けたことが あります。 田宮さんは私にとっては最高の教師です。姿勢、脱力など効率的に演奏するための、基本的な部分を 中心にレッスンしてもらっています(この2年ほどさぼっていますが・・・)。1年間スタンプばかりをやって いた年もありましたし、レッスンのために手書きのエチュードを用意してもらったりもしました。ここが悪い のはこういう理由からだ、ここを直せばこう良くなる、という理由の部分をはっきり指摘してもらったことは 良かったと思います。 レッスンでは音楽的なことより理論面を話されることが多いのですが、レッスン後の立ち話的会話では 世界中の演奏家(アンドレ、ティボー、ハーデンベルガー、ギュットラー、ハーセス、その他)がどんな演 奏をしているのかを聞くことができて、とても楽しいです。 アンブシュアについて貴重なアドヴァイスをしてもらったので、今でも演奏できていると思っています。 木村さんはオーケストラのトレイナーとしてお世話になっています。アタック・音の処理・音量のバランス 等々、細かいところまで面倒を見てもらっています。早い息/遅い息、冷たい息/暖かい息などという 言葉を使ってのアドヴァイスは私にとってはとてもわかりやすいです。 グロートさんには1時間ほどのレッスンを2回だけしてもらったことがあります。1回目はもう18年も前の ことであまりよく覚えていないのですが、息の使い方とスケールの重要性を指摘されました。2回目は 5年ほど前だったのですが、そのときやっていたシュトラウスの「ドン・キホーテ」をレッスンしてもらいま した。やはり、息の使い方とアタックについてアドヴァイスしてもらいました。このとき自分が書いたエチ ュードを持参していたので見せてもらいましたが、全音域における様々なアタック(Tのアタック、Kのア タック、息だけのアタックなど)について触れられていたように思います(このエチュードは今は日本でも 入手できると思います)。 |