re:粘膜奏法・・・のスレッドについて  #13091
投稿者: kuro (2001/07/13 00:25)

唇の常に濡れている部分が粘膜です 中山冨士雄先生の奏法は上唇の粘膜部を使った奏法です 全音出版からテキストが出ていますので詳しくはそちらをご覧下さい
ぼくは中山先生のレッスンにもつきましたし、決して粘膜部で吹くことが悪い事ではないと思っています また、小中学生で少し下唇で上唇を支えるようにすると格段に音が良くなることがあります しかしこれも程度問題で、あまり唇の内側を使うようにすると、うまくマウスピースにセットできなくなりリムに唇をひっかけるようなアムブッシュアになったりする子もいます 学生時代はずっと中山奏法で頑張ってきましたが、今では、唇の耐久力は柔らかい粘膜部より乾いた皮膚部のほうがあると思っています とは言ってもまったく乾いた皮膚の部分ではなく若干柔らかい部分に入った部分、つまり普通に閉じた状態が一番自然ではないかと思います、というか、今の先生にはそう教えられています 

マウスピースに関する論議は、道具で解決するというより、よく道具のことを考えましょうということだと思います 大きすぎるマススピースによる弊害よりも小さすぎるものによる弊害のほうが深刻です 大きすぎる場合は音はなるが耐久性、柔軟性に問題がありますが 小さすぎる場合は音すら出ません ムリに出そうとすれば、リムに唇をかけたり、唇をめくったり、押しつけたりと悪いことばかりです ただし、許容範囲は人それぞれに違うし、たとえバックの12Cでも小さいと思わない人もいますし1Cでも大きいと思わない人もいます 

http://www.ijsnet.ne.jp/~ozzy1bs5/LaParadise/index.htm