re:タンギングで口が動いて・・・  #13117
投稿者: Bフラット (2001/07/16 12:19)

外はあぢ〜ぃ!タンギングができなければ名トランペッターにはなれませんね。
名トランペッターはみんなタンギングがうまいと言えます。
タンギングには大きく分けてTuとDuの2種類あると思います。
クリフォード・ブラウンのようなDuLuLuLu(DuGuDuGu)という舌を歯に付けないで音を滑らかにつなげて吹くフレーズの場合と、フンメル・トランペット協奏曲のようなTuKuTuKu(TuTuTuKu)という舌を歯に付けて音を区切るように吹くフレーズです。どちらも演奏する曲によっての使い分けが必要だと思います。クラシックやニニ・ロッソ「夜空のトランペット」などはTuタンギングで、モダンジャズのアドリブはDuタンギングが自然に感じます。曲の表現によっては2種類を同じ曲で使っている場合もあるかもしれません。(ウイントン・マルサリス、フンメル第三楽章など)
タンギングがうまくなるには安定した息(呼吸)の流れの中で、曲のリズムを感じながら舌を軽く「打つ」(引くという意味もある)ということでしょうか。
例として僕は金太郎飴の職人さんの「技」がピッタリではと思います。一本のロープになっている飴を軽い包丁の手さばきでトントントンと早く正確に切っていきます。体全体が一つのリズムに乗っていることが早く正確に切れる条件です。職人さんは頭の中で自分自信の「リズムと呼吸」で「アドリブ」を歌っています。リズム。安定した呼吸。軽い舌さばき、指さばきがタンギングの極意かも知れませんが、その前に楽器が響いていないと難しいと思います。

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