のべ座と支柱の位置  #13197
投稿者: ぱつら (2001/07/19 17:30)

下のクラッペンのスレッドでいろいろと論議されていますが、この理論はのべ座や支柱の半田付けされている位置と鳴りの関係についても言えるのではないかと考えました。
クラッペンからはちょっと話題がそれるので、別スレッドをたててみました。
以下、そのスレッドからの情報を聞きかじっただけのところからの想像です。

のべ座や支柱の位置、有無で楽器の鳴りが変わることは良く知られていることですが、いったいどこの部分に付いているのが一番良いのか。
ロータリートランペットに付いているクラッペンは、ある特定の音に対して効果があればよいので位置は必然的に決まりますが、様々な倍音列に対して簡単に移動出来ないのべ座や支柱はいったいどこに付けたらよいのか。
波形からイメージすると、これらを「節」の部分に付ければ楽器自体の振動を妨げないように思えます。
(逆に「腹」の部分に付けると、振動を妨げる方向に効くのでは・・・。)


上記の仮定を元に、トランペットのベル部分に付いているのべ座の位置を考えてみます。

Bb管(1.45m)の場合のベルから最初の「節」をざっくり計算してみると、
第2倍音 約36cm(ローBb)
第3倍音 約24cm(ローF)
第4倍音 約18cm(チューニングのBb)
第5倍音 約14.5cm(D)
第6倍音 約12cm(F)
第7倍音 約10cm(Ab)
第8倍音 約9cm(ハイBb)
となります。

このように当然ながらいろいろな数字が出てきてしまい、「最適な場所はここ!」という答えが見えません。
ちなみに私の所有している楽器のベルからのべ座の立ち上がった位置までは、約19cmでした。(BACHの180MLV。BACHののべ座の半田付け位置は、知っている限りでもかなりバラツキが大きいようで、私の楽器よりも数cmズレているものをよく見かけます。)
BACHに限らず、みなさんの楽器ではここの寸法はどのくらいになってますか?
換えベルタイプなどは、こののべ座自体がありませんよね。

個人的に感じているイメージでは、高い音よりも低い音のほうが楽器がビリビリと振動するように思えます。
具体的には第6倍音(F)よりも高い音では、それほどビリビリと楽器が振動しないように思えます。
第3倍音(ローF)、第4倍音(チューニングBb)あたりでは、楽器自体がかなり振動しているように感じます。
よって、そういう意味では18cm〜24cmのあたりに正解があるのではないかと想像してます。
「出口の反射端位置は周波数によっても変わる」という情報もあり、この数字はそのままでは使えないのかも知れません・・・。

楽器にオモリを付けたりする例がありますが、付ける場所はこのあたりとやっぱり関係あるのでは? とも思います。
主管の抜き差し管に付いている支柱。2本タイプ、1本タイプ、無しなどで鳴りが変わるようですが、取り付けることによっていったい何が起きているんでしょうか。

うーん、それとも楽器を半田で止めている場所などは、弦楽器などと同じで横波と考えるのが正解なのでしょうか。(楽器自体が振動している???)

みなさんはどう思われますか?