re:奏法を変える事について  #13226
投稿者: えっくすきゅー (2001/07/21 00:38)

>ハイノートを吹くときに明らかに舌が喉に落ちて、
首を絞めてしまっているのに気づいたのです。

良い所に気がつきましたね。
舌が落ちて通り道が広くなった分を補うため、無意識に喉が締るのでしょう。
舌が落ちる事で逆に下に力が入り、喉にも力が入るのかもしれません。

>腹筋の力で息の勢いを作る、というのは昔から聞いていた
>奏法の基礎的な部分でしたが、
>舌、つまり口の先端部分で息の勢いを作るというのは、
>初めて聞いたので、戸惑っています。

悩んでいるポイント、分かりますよ。
「勢い」を「腹筋」で作ると考える所に、少しニュアンスの誤解が
あるかなと思いますが。

先生が、「腹筋や喉はそのままで」と言ったのは、中低音の息の使い方と、
高音での息の使い方は、連続していなければいけないのです。

そして、低音から高音まで基本的には同じ原理で息を吐き、
どこかで「高音用」に切り替わってしまってはまずいのです。
でも、高音に行くに連れ、息の量と圧力と位置のバランスは変わってくるのです。

ハイノートを出すときには、量より圧力が重要になります。
しかし、喉、舌はあくまで楽にして、
音程をコントロールしなければなりません。
その合理的な方法が、舌先の位置(シラブル)を意識して、
音程をコントロールするという事です。
より「楽に」高音をコントロールする方法ですね。
決して「口先で息の勢いを作っている」と考えない方が
いいですよ。