re:やればやるほどへたになる??  #13459
投稿者: P (2001/08/01 06:47)

ムリをしすぎてしまったのかもしれないですね。
こういう時、僕ならば次のような事をチェックします。

1)「楽器を吹く」事から少し離れて、頭の中を整理します。(欲しい音のイメージ、息が吸えているか、息が吹けているか、などなど)そしてこの整理がつくまでは、音を出す事を極力「サボり」ます。

2)僕は低い音を吹き過ぎた時、アパーチュア(口先の息が出て行く穴のこと)が開き過ぎてしまう(息の出方が「横一文字」のようになってしまう)傾向にあることを自分で知っていますので、できるだけ息を口先で一本に「まとめる」ことを心がけます。(その際、息の流れを舌の上で(表面で)「ころがす」ような「感じ」で「サポート」してあげています。)

3)「ちょっと吹いて、ちょっと休憩」を心がけます。(詳しくは、過去記事の「高い音を持続させるには」を見てください。)

とにかく、ムリとあせりは禁物だと思います。

毎日の練習は、やはり「高い音を持続させるには」で触れましたが、無理のない「自分のメニュー」を決めて、それを毎日消化しつつも、「疲れてしまう前」に一つ一つの「プラクティスセッション」を切り上げてしまうことがよいと思います。

「疲れ」とは、単に「唇」だけの事ではなく、「意識(或いはイメージ)」の事も含みます。「やる気(方向性)のない練習」は「ただ疲れる」だけでなく、「いつもの自分の方法(奏法も含む)」をも「狂わす」と共に、それに気がつく事に遅れがちになると思います。常に、心身共に「フレッシュ」(に近い)な状態で、「セッション」に臨まれることが好ましいと思います。

なにか、一つでも使えそうな事がありましたら幸いです。