re:低音・・・ダブルアンブシュアは是?非?  #13590
投稿者: nue (2001/08/15 21:53)

諸説あるようですが、僕は必ずしも悪いことではないと思っています。
ただし、程度の問題だとおもうんですが・・・

 特に唇の自由度の低い小さめのMPを使っている人には、高音域と同じ
アンブシュアでロートーンをきれいに鳴らすのはやはり難しいのでは
ないかと思います。らっぱのすけさんのように、唇を緩めたアンブシュア
で吹くのも、けっこう多くのひとがやってることだと思います。
 以前に「粘膜奏法」が話題になったときやペダルトーンの話題が出るとき
などにも、唇が緩んで開いた音になってしまっては良くない、という話が
必ず出ますが、音色を犠牲にしない程度に少しだけアンブシュアを切り替える、
ということが出来れば実はそれほど問題はないのではないかと思っています。
もちろん、「ロートーンしか出せないアンブシュア」ではやっぱり間違い
だと思うんですが・・・

 私の場合、lowB♭より下の音域がメインのときには少しだけ緩めたアンブシュア
で吹きます。らっぱのすけさんがおっしゃるようにすこし唇が出て、テンションが
下がりますが、MPと唇の接触部分はほとんど変わりません。このアンブシュア
でハイB(ちょっと苦しい)から、チューニングの3オクターブ下の強制ペダルB
まで鳴らせます。(ほとんど宴会芸ですが、もっと緩めたインチキアンブシュア
ならさらにオクターブ下までいけます^^;)
 逆に、通常のアンブシュアのときは高音域はもっと楽になる代わりに、ローF
ぐらいの音域はかなり苦しくなります。ペダルは無理です。

 たぶん、こういう使い分けをしている方、他にもいるんじゃないかと
思うんですが・・・・
1)上吹き用の口と下吹き用の口を極端に変えない(スムーズに切り替えできる程度)
2)音色を犠牲にしないぎりぎり(いわゆる「粘膜奏法」にならない程度?)
  の緩めかたにとどめる
3)上吹き用の口と下吹き用の口のそれぞれの音域の間にギャップを作らない
  (上しか吹けない口、下しか吹けない口、にしない)
というような条件がクリヤされていれば許容されるんじゃないかと思うんですが
どうでしょう? ま、私の場合これが完璧かどうかはアヤシいもんですが(笑)

 今月だか先月だかのパイパーズで、エリック宮城さんも「低音域はアンブシュア
変える」というようなことをおっしゃっていたんで、「それでいいんだ!」と
ちょっと安心したので、あえて書き込んでみました。
(そんな天才とド素人の自分を同一視するのはヤバい、とは承知ですが。ははは)

この件について、皆さんのご意見もっと聞いてみたいです。
ぜひともよろしくお願いします。