re:KS  #13617
投稿者: モンケ (2001/08/17 01:43)

必ずしも「そのまま」じゃなくてもワタシは良いと思います。
版の違いは、作曲家の意図に対するアプローチの違いですから、
ここに指揮者やセクション、パート、あるいは個人の解釈が
入り込む余地はあると思うのです。

当時の楽器の倍音構成上仕方なく?1番2番をユニゾンにした部分もあれば
(この場合はオクターブに分けるべきだと思います)
元々作曲者が意図したユニゾンである部分もあるはずです。
(当然ユニゾンでやるべき)
これを推理するのも楽しみの一つですし、センスや姿勢を試される
部分でもあります。また、アマチュアがプロ以上にエネルギーを注げる
部分でもあると思います。

また、モーツァルトのシンフォニーでは、Tpと太鼓がユニゾンの部分も
あればTpのみの部分もあります。
Tpのみで太鼓が無い場合は、全体の響きに対して2番奏者は良く考え
なくてはなりません。
つまり太鼓の役割を2伴奏者(あるいはTp2本で)がするべきか、それとも
暑苦しくない響きが必要と判断するか など。

思うに、古典では4分音符や8分音符一つ一つの意味や吹き方を研究する
作業には多くの時間が必要ですが、オクターブや跳躍の問題は、この中の
一部でしかないのではないでしょうか。
(どおでもよいという意味ではもちろんないよ念のため)