re:ハイトーン練習の音量  #13963
投稿者: えっくすきゅー (2001/09/14 10:34)

>息を細くすれば使えない高音は出ますが、
>か細い息で出した高音は通らない音でしかありません。
>「細いイメージ」を持つ・・・を誤解しなければよいのですが。

すみません、言葉足らずで。
私の意図する所は、実際に細い息で出すと言うことなんです。
何処で細くするかが問題で、喉を閉じたりしては当然ダメです。
シラブルと、唇の間の通り道は、細いほうが良いです。
(舌や上唇を力んで閉じてはいけませんが)
極端な話、シラブルの隙間、唇の真中の隙間から、
息を漏らす感じですよね。
(ダブルHi音域以上のイメージですが)
逆に、ここが開き過ぎていると、
無意識に喉で閉じようとしてしまい、
喉の力みに繋がります。

息、喉、舌、上唇のバランスは、密接に連動しているのです。

それと、デカイ音、太い音=通る音ではないんですよ。
同様に、必ずしも、細い息の音=使えない高音 とは限りません。
ハイノートに十分な息の支えが無く、唇とシラブル「だけ」で出した場合、
使えない細いハイノートになります。音の質の問題ですね。

確かに、息の使い方が出来ているかどうかが、重要な大前提になります。
ハイノートを出すには、ゆったり大きく息をとって、
効率良く圧力を生むように息を使えるようになる事がまず大切なので、
最初の段階では「細い」に重点を置きません。

ただ、正しい息の使い方は、「デカイ音」「太い音」と言うイメージからは、
必ずしも生まれません。

何故細い音をというか。
それは、低音からの繋がり、バランスにあります。
音質的には、低音、中音と連続した、調和の取れる音質にしよう
と思ったら、高音は細いイメージになるはずです。

調和がとれないハイノートは、曲芸にはなっても
アンサンブルにはなりませんよね。