re:マルカーとがうまくできません。  #13979
投稿者:  (2001/09/16 18:02)

「misa」さん、こんにちは。

もしも僕が「misa」さんのような問題を抱えたならば、次のような点をチェックしてみます。

1)「吸気」と「排気」を「ひとつの動作として」捉えているか。
(息を吸った後に止める癖のある方は、息を吹く時に「スピード」と「圧力」を作る事が難しくなると僕は思います)

2)「おへそ」を意識し過ぎた呼吸になっていないか。
(僕の呼吸に関する見解に御興味が御ありであれば、過去レスの#13619をご覧ください)

3)(ロングトーン時でもタンギング時でも)舌の先端が下の前歯の裏側についているか。
(ロングトーン時は息の流れのサポート用、タンギング時は息の流れのせき止め用)

・・・

そして、次のような事を試してみます。(楽器なしで)

1)舌の先端を下の前歯の裏側につけて「ゆ、ゆ、ゆ」と連呼してみて「ひらひら」している部分を感じ取る。

2)手のひらを口から30cmぐらいの所に持ってゆく。

3)息を吸って、いっぱいになる直前に「ひらひら」していた所で「ふた」をして(上顎に「ひらひら部」をくっつける)、間髪入れずに、その「ふた」に向かって息をはく。
(「ふた」があるので息はまだ外に出ません。「ふたの口腔側」に「圧力」が加わることが感じられますか?)

4)「せん」をはずし、先程の手のひらに向かって息を吹きかける


これが僕にとっての基本的なアプローチです。

・・・

あとは、「空気圧の大小」と「ふたを外してから、再度ふたをする迄の時間」のコンビネーションによって、「アクセント」、「マルカート」、「スタッカート」、「アタック」等を吹き分けています。これは一例ですが;

<空気圧><ふたを開放している時間> <名称/例>

大 短 「スタッカート」(きつめ)

やや大 やや長 「マルカート」

中 中 「アクセント」

小 短 「スタッカート」(軽め)

小 長 「ロングトーン」(普通アタック)

中 長 「ロングトーン」(きつめアタック)


注1)あくまでも例です。「名称」や「感じ方」は吹き手によって、又は楽曲によって多少変わってくる場合もあると思います。

注2)場合によって、「ふた」を外した後に(再度ふたをせずに)息の量を徐々に減らして音を減衰させていく方法などもあります。

・・・

とにかく重要な事は、息を舌で確実に塞き止めてあげる事と、息をちゃんと吹いてあげる事だと僕は思います。

お役に立てるようなことがありましたら幸いです。