re:ロータリートランペットの上手な唾抜きの仕方は?  #14000
投稿者: ヘボモンケ (2001/09/18 19:47)

私も以前ノーラッカーのロータリーを使用していました。きれいに
皮膜ができた(錆びた?)状態での音色や外観の質感はとても好きなのですが、
なかなか、その状態をキープするのが難しいですね。うかつに触ってついた
指紋は取れなくなるし(盗まれたりした時に指紋照合ができて良いか?)、
唾抜きから飛んだ水滴がベルについて水玉模様になったり、今回の件のように
ベルの中から唾が流れでて縞模様を作ったり錆出したり・・・
気がついた時には、クロスで吹いても落ちないし、かといって、磨いてしまうと、
せっかく着いた皮膜が取れて音色が変わってしまいますし、何かと大変ですね。

以前私もマウスパイプから唾を抜くことを書き込んだ気がしますので、
ちょっと責任を感じてしまっています。もちろん普通に唾抜きから抜くのは良いと
思います。ただし、ロータリーは吹いている時に普通楽器が少し右に傾いて、
各抜き差し管がどれも下向きになりますので、ピストンと比べると、3番管だけ
でなく1,2番管(ヘッケルタイプのような1番管は別ですが)にもすぐに唾が
たまり、これを抜くのに各抜き差し管を抜いたり挿したりするのが面倒なので
マウスパイプから唾を抜くようにしています。私の場合通常は、唾がたまったら、
ラッパフォトグラファーさんと同様に楽器を真下にむけて楽器全体を左に倒し、
ロータリー側を下にして楽器を真横にし、各バルブをガチャガチャ動かして
たまった唾をロータリー側に落しつつ、マウスパイプを下側に向けていって
唾がたれてくるのを待ちます。(ただし、ラッパフォトグラファーさんのように
最初に息を勢いよくいれることはしません。)チューニング管にたまった唾も
十分抜けますが、完全に落ちてくるまでに時間がかかるのが難点ですね。

オケで十分に休み小節があるところでは、このようにして抜きますが、
そんなに時間がない時には、楽器を構えた状態でマウスパイプを軸に
90度反時計回りに回転させ(3番管の唾を抜くために)水平かややベルを
高くして各抜き差し管が上になった状態で、各バルブを動かしながら
息を吹き込んで唾をロータリー側に落し、そのままベル側を下げて
息を吹き込んでその唾をチューニング管に出し、その後にチューニング管の
唾抜きから抜くようにしています。

今の楽器はノーラッカーではないので、あまり気にしていませんでしたが、
確かにベルから唾は出てきています。ベル内での結露によって生じている
水分であればどうしようもないのでしょうが、管内から流れ出ているのだとしたら
ノーラッカーの楽器では確かに気になりますよね。ロータリーは主に唾がたまる
チューニング管の唾抜きの位置からベルまでに障害物がありませんから、
唾を抜くために楽器をぐるぐる廻したりすることや、息を吹き込んだりすることで、チューニング管にたまった唾が、ベルの方に流れていき易いのでしょうかね?
他のロータリーユーザーの皆さんは如何でしょうか?

今度少し注意をして観察してみようと思います。