re:何とかしたい.  #14087
投稿者:  (2001/10/01 17:41)

「ミネウチ」さん、こんにちは。

>毎朝朝錬でB-durで...

「Bーdurのみ」という事でしょうか?
もしもその様であれば、それは少々「偏った練習の方法」であると僕は思うのですが...

全ての調で音階を練習するという事は、もちろん「指まわし」もそうですが、それ以上に「全ての音(様々な管の長さとその倍音)に体を慣らさせてあげる」という重要な目的が含まれています。(「吹きずらい音」もあります)

様々な調の音階を用いることによって、ある音からある音への全ての「移行の可能性」とその「対策」を事前に体に覚えさせる事ができ、結果的に一つ一つの音の「一番おいしい、よく響く所」を見付けることが出来るというのが「音階練習」における最大の利点であると僕は解釈しています。

そして、この様な意味に於いて、例えばアーバンの「音階練習」はもとより、クラークの「テクニカル・スタディーズ」などの教則本も、とても効果があると思います。

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>練習内容に何か変なところがあるでしょうか?

上記以外の事柄で僕が思い付くことは、もう「ミネウチ」さんが単にロングトーンやリップスラーの練習だけでは物足りなくなっているのではないかという所です。
例えば先程の「テクニカル・スタディーズ」などは、十分にロングトーン的な要素を踏まえた上で(「ロングトーンだけ」の為に時間を割く必要がなくなる)、更にちりばめられた無数の「ビーズ(音)」に「糸(息)」を通していくような練習が加えられています。
つまり、今の「ミネウチ」さんは、もう既にそのような事を念頭に置いて練習できるレベルなのではないでしょうか?

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トランペットを勉強することは、ドラクエなどの「Role−playing Game」に感覚がとても良く似ていると僕は思います。
既に一度探索した国に、また戻って来る事によって「再発見」がある事、「知力」や「体力」などの「パラメーター」をバランスよく上げていかないとレベルアップに繋がらない事、ある小さな「鍵」を拾う事によって、それまでの「行き詰まった展開」に突然先が開ける事、謎が解けた時の喜び、もうこれで終わりだろうと思ったら、まだまだ先がある事に愕然とする所など...枚挙に暇がありません...

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話が横道に外れてしまいましたが、先ずは1オクターヴの半音階を綺麗に響かせられる様になる事を目標にしてみては如何でしょうか?
あと「音階練習」や「アルペジオ」の練習は、音域を広げる事にも有効に活用できます。全ての調において1オクターブを「スラー」でも「タンギング」ででも「ビーズに糸を通していく感じ(音の(息の)つながりを意識して)」に重点を置かれると良いかと思います。

この様な練習を重ねる事によって、少しずつ耐久力も付いてくると思います。

もしも何か「ミネウチ」さんのお役に立てそうな物がありましたら幸いです。