re:何とかしたい.  #14093
投稿者:  (2001/10/02 03:35)

「ミネウチ」さん、こんにちは。


>スケールや半音階の練習などを今度見てみようと思います.

おそらく数ヶ月後の「ミネウチ」さんは、今より数段上のレベルにいると僕は思います。

ひとつ確認させて頂きたい事は、これから「教則本」を見ながら練習をする時、あくまでも本に並んでいる音符は「二の次」であると思って頂きたいと思います。教則本を勉強することにおいての「落とし穴」のひとつは、「本に書いてあること(音符)に集中しすぎて自分の音を見失ってしまう」ことだと思います。
バッターに例えると、「変化球(やりずらい音階や吹きずらい音)」に対応できる柔軟性は必要ですが、素直に自分が「ボールを打つ(響く音を作る)」という基本的な「軸/フォーム(奏法;特に呼吸)」はなるべくブレない方が良いと思います。

ですから、なるべく「音を作っている自分の状態と響き」に意識を持っていくことにして、特にはじめの内は「教則本に書いてある事を全て吹ききる事」を目標にするのではなく、「できる範囲内+10%」ぐらいのつもりで(御自身の吹き易いように少しアレンジしてみることも可)、音階もすぐに全ての調を練習しはじめるのではなく、今から実音のBb、E,Fなどから初めて(上昇、下降、アルペジオ等)、次週から1ー2個の割合で吹き易そうな新しい調から徐々に加えてゆくと、変な調子の崩し方をせずに、しかも比較的短時間で「出来る事」が増えていくと思います。

余談ですが、音階練習で調子を崩す場合のひとつの例として、「ドッ・レッ・ミッ・ファッ・ソッ・...」という風に(喉で)息を止めるようにして練習しているケースがあると思います。基本はあくまでもロングトーンであり、タンギング時においても「ドーレーミーファーソー...」という息の流れのイメージを常に持たれる事を御薦め致します。


色々と書きたいように書かさせて頂きましたが、御参考にして頂ければ幸いです。