re:マッピサイズ  #14100
投稿者: 29L (2001/10/03 02:18)

初めまして、オレンジさん。
29Lと申します。
Bachのマウスピースのカタログ(出版は野中貿易)
を楽器屋さんから入手してご自分で確認されるのが
一番良いのですが、Bachの数字はリム内径(番号が
増えるとカップ直径は小さくなる)であり、
アルファベットは、カップの深さ(Aが一番深く、
Eが一番浅い。但しBachの場合Aの表記されている
マウスピースはVカップに近い形状と深さ)を表しています。
ではアルファベットが無いマウスピースはどうなのかと
いいますと、Bb管用のオリジナルカップ形状
らしいです。単純にトランペットと言えばBb管であった
アメリカの1920年頃Bach社は創立されたようですから、
カップの深さを指定しなければそれはBb用のマウスピース
であり、特別な指定をする必要が無かったということです。

ではその形状の違いについてですが、現在存在する各種深さの
ヴァリエーションに対し、Bモデルよりも深めのUカップらしいです。
通常マウスピースのカップの深さは音の明るさに影響を与えます。
カップが深いと暗めあるいは柔らかな音になります。

Bachのカタログによると

「「B」のモデルはBbのトランペット
用で中位の深さのカップです。アルファベットの無いモデルより
やや明るい音色です。」

という記載から判断すればアルファベットの無いモデルの性格が
はっきりしてくると思います。

また再三引用のカタログにはアルファベットの無い現行の
標準モデルは

1、2、3、6、7、8、9、10、12、17、18

が存在します。

この様なレスで宜しいでしょうか。
お役に立てれば幸いです。

ps
ここ10数年前からBachのマウスピースの
シャンク出口部にギザギザがつけられるよう
になりました。
24年も吹いていればメーカーの設計変更
によるマイナーチェンジにしばしば出会う
のですが、某YAMAHAのマウスピースの
カタログによると
「シャンク端面がギザギザしていると内側
にバリを伴っており、スムーズな息の流れ
を妨げてしまいます。」とあります。
実際、私自身このギザギザ部が嫌いで、ギザギザ部が
無くなる最小限だけヤスリで削り取って、他社の
マウスピースと同様のシャンク端面に加工しています。
その結果はどうかというと
「かわらない、あるいはすこし吹き易くなった」
です。

このBachマウスピースのシャンク端面に存在するギザギザ
の効果に対する質問を行いたいのですが
ご存じの方、何卒ご教授頂きたくお願いします。