re:高音がなかなか上手くでません  #1413
投稿者:  まっきぃ (8/27 02:57)

あいるとん wrote:
>高音をきれいにならすコツは口もしっかり作らなくては鳴りませんが、
>腹筋の押し上げが大切です。ちょうど重い荷物を持つような。
>(フッ!!って感じ)
>これによって息のスピードを上げるんです。

あいるとんの意見には概ね頷けるんだけど、これについてだけは大いに異論が有ります!!

こういう方法を採って一瞬息のスピードが上がったとしても、それを持続させる事は不可能だし、逆に失速させるのがおちだと思います。
腹筋の使い道がもし有るとすれば、タンギングの補助的な役目を持つ事位しか無いと思います。

腹筋云々ってのはこんな所で・・・

高音域ってのは実際問題としてちょっとしたきっかけを掴みさえすれば、飛躍的に伸びて行く物だから気合いでなんとかしようというのは、大いに納得出来る話で極端な事を言えばきっかけを作る為なら思いっきりプレスして吹いたって全然構わないと思います。

実際の練習方法としては、あいるとんも書いている様にリップスラーは有効でしょう。
ただし、リップスラーだけだとずり上げる様にして吹く癖が付く可能性が高いので、同じ音形をタンギング(シングルだけに限らずダブルでも)で練習する事も必要でしょう。

それから、H.L.クラークのテクニカルスタディーを使うのも効果的でしょう。
これを音が出る所迄上げ続けるという使い方をするのですが、これもスラーだけに限らずタンギングを併用する等、色々なアーティキレーションで練習します。
これは高音域のみならず、全音域で息のコントロールの良い練習になります。

最後に、ハイノートは特別な物では無くて、コツさえ掴んでしまえばなんて事の無いものです。
僕の知る限りでは、ハイノートをバリバリ吹きこなす小学生や、らっぱを始めて1年足らずでトリプルハイC(記譜)までなんのてらいも無く楽々と吹きこなしてしまう中学生なんてのも居ましたから(^^)

macky@vc-net.or.jp