もうすぐ本番:第九  #14565
投稿者: ロータリーTrp1号 (2001/11/10 10:33)

 11/18に本番があります。1stですが、倍管ですので、少し楽ですかね。でも、とっても神経使う曲ですよ。11/4に群馬県太田市でカルミナ・ブラーナ全曲演奏に参加しましたが、こちらの方がアバウト(こんな考え方はホントはまずいのですが)にやっても大丈夫というところがあります。逆に言うと、第九はそれだけ神経使うと言うことです。
 これから、3年連続で11月に第九をやることになるだろうと思います。楽器ですが、こだわりがあって、B管ロータリーでやりたいんですよね。大好きなBPOのカラヤンとの絶頂期、まだ若い首席奏者グロート&クレッツァーがモンケB管で奏でる響きが好きなもので。私のはモンケタイプのヤマハラボ(個人的にはモンケよりいいと思ってます)ですが、B管で同じように吹きたい、ということです。

 ホントは、ハイCキー&ハイAキー付きC管ロータリーがいいと思います。ピストン楽器を使う気がしないのですが、D管のロータリーは持っていないし、あっても、響きが豊かなものでないといけませんから。B管では上の実音Aはミスしやすいし、大変ですから、ハイAキー付きC管ロータリーは便利でしょうね。でも、ハイAキー付きC管ロータリーを持っているのですが、よりB管の響きが好きで、B管でいきたいと思うのですよね。

 ピストンのD管ではどうでしょうか。音色をよほど考えないと、浮いてしまうかも。曲の指示に合わせ、3楽章のみB管、あとはD管ででやるとしても、本来ナチュラルトランペット、管長が今の倍ですし、音色が違いますから。

 それと、D管だの、B&C管ロータリーだの、普通は高校生は持ってないことが多いですよね。今回の演奏会についてのみ考えるのであれば、C管とかを調達できればそれもいいかも知れませんが、今お使いの楽器がB管なら、おそらく一番愛着のある楽器でしょうし、それで演奏したいのではないでしょうか。私の場合も、もっとも敬愛する曲の一つが第九で、だから一番愛着のある楽器で演奏したい、そういうことですから。
 それと、B管でやると勉強になるかも知れませんね。たくさん出てくるA音をいかに発音するか、ppからffまで、ダイナミクスも様々なA音が求められますもんね。出し方のこつについては、言葉では伝えるのは難しいですし、また、結局それができるだけの技術、体力がいると思いますが、臓器亭遺伝子さんがファルセットという表現されてますが、そんな感じで、不必要なところの力を抜いて高音が出せるようになるといいと思います。なかなか難しいことですが。

 最後に、高音のことはおいておくとして、音そのもので音楽を表現しちゃうつもりになることが、ベートーベンなんかは必要ではないか、と思います。サンデーペッターさんもおっしゃってますが、1音の意味を持たせるというか。そのためには、吹き方とも深い関係はありますが、音色が大切と言うことです。
 実は今度の第九には女子高校生が一人2番ですが入ります。彼女は、私好みのいい音色をしてるんですよ。「プン」って響くんです。「ピ〜ン」では、ベートーベンじゃないなあ、って思います。そこら辺、CD等よく聴いて、イメージできるといいですよね。