re:でもさ  #15477
投稿者: 椎名 (2002/02/15 14:39)

マウスピースに関しては人それぞれ意見がありますので、論議をしても取りとめも無く続くでしょうね。
プロだって、みんなそれぞれ言うことが違うわけですし。

私はそんなことよりも、今下っ端さんの悩みを解決するには何がいいかということを考えて発言したつもりなんです。
もちろん、ひろさんのおっしゃる通り、自分にとって心地よくてちゃんと鳴ればいいんでしょうが、それが何なのかわからないから悩むんじゃないですか?

「小さく(浅く)なければいけない」と私は言ったつもりはないんです。
ただ、「そういう傾向がある」というのは確かなのではないでしょうか。
それは、多くの観点から物事を考え、常に答えは一つではなく、「絶対に」はありえないけど、上達する為にはだれかのマネをしてみるのも手ではないでしょうか。
考え方は人それぞれだから、私は自分の考え方を一つの例として、下っ端さんに知って欲しかっただけです。
一度に多くの人の意見を聞いたり、その人たちが論議しているのを読んでしまったら、またどうしていいかわからなくなってしまうのでは?
少なくても、エリックさんが「物理的に無理」とまで言うということは、なにかそれなりに理由があるからなのではないでしょうか。
「あの人は、この人は」などと例外的な事柄を上げればいくらでも出てくるんじゃないでしょうか。
人の唇の形、歯並び、肺活量の限界、体格によっても道具は変わってくるし、マウスピースだけ見ていても楽器が違えばまた変わってくるし・・・。
私はただ、下っ端さんに選択肢として一つの例を上げてみただけなのです。

アパチュアを広げた方が太いハイトーンが出るということをボビーシューが言っているのは知っています。「みんなアパチュアを狭くしすぎだ」と。
しかし、アパチュアの開きを一人一人みてボビーは言っているのでしょうか?
それはかなり困難なことですし、CCDカメラでもできるかどうかわからないことですよね。
これは、スピリットとして、「アパチュアを閉めようとすることばかりを意識してはいけないよ」ということを解りやすく伝えるための手段なのかもしれないですよね。もちろん、本当にアパチュアの開きが多くなるのかもしれませんが。「それよりも、息のスピードを大事にしろ」という意味合いに私は聞こえるのですが。

唇の筋肉が発達してくると、アパチュアを狭くしようとする形にすることでハイトーンが出ることを憶えるから、息のスピードを意識しなくなる人が多い ということを他の奏者が言っていました。
ボビーの言っていることは、こういったことを違う形で言っているのではないかと私は思うのです。
もちろん、実際にボビーがものすごい機械を使って100人くらいの生徒のアパチュアを観察したのかも知れませんが。

あ、つい熱くなってしまいました・・・。
実は、はじめの発言をするときにこういった反響があることは予想していたのですが、実際にあるとやっぱり沈着冷静ではいられないものですね(笑)。

長文失礼しましたー。