re:持ち替え  #15632
投稿者: 29L (2002/03/11 00:39)

こんにちはミネウチさん。
29Lと申します。
トランペットとフリューゲルを持ち替えでやるとのこと。
私が経験した持ち替えに関して気づいたことを話してみたいと
思います。

1.まず持ち替え楽器に慣れること。
  使うマウスピースを含め本番で持ち替える楽器に慣れることが
  一番です。はじめのうちは、十分トランペットでウォームアップした後、
  通常トランペットで練習する基礎練習を応用して息の違い、音色、音程、
  運動性の違いに慣れると良いと思います。

2.各倍音が、通常使うトランペットとどのくらいずれているかを確認して、
  どの倍音で替え指の必要性が発生するか、枝管の調整がどのくらいか
  を調べておくこと。私が使っているフリューゲルの場合、第5倍音が低く
  替え指なしでは音程が狂います。

3.チューニング
  日常使っているトランペットに対して音程が低めになると思います。
  すこし高めのチューニングが良いかもしれません。人によって違う
  かもしれませんが。

4.持ち替えの瞬間
  たいていの場合、一曲の内で楽器を持ち替えるということは、持ち
  替える時間が短く、楽器マウスピース共冷えている場合が多いです。
  特に冬の演奏会は、持ち替えた楽器の音程が低い、マウスピースが
  冷たい状態を強いられ、演奏以前に楽器を自分のコントロールに置
  くことが難しいかもしれません。可能な限り早く持ち替えて楽器に
  息を通し、音程と唇のコントロールを取り戻す必要があります。
  上記のことから同じパートを重ねている同僚が存在する場合、
  持ち替え直前の演奏を同僚に任せるのも一手です。

5.実際の演奏に関して
  ソロで演奏するフリューゲルは柔らかく和む音質ですが、TUTTIで吹く
  のであれば音が通りにくい楽器です。その場合、「自分の馬力でなん
  とかしよう」と考えてはいけないと思います。力みの原因になります
  し、この楽器は力むとますます音が通らなくなります。歌うことに
  重点が置かれた楽器ですから、まず「歌う」ことを考えるのが良いの
  ではないかと思います。

以上思いついたことを書きました。参考になれば幸いです。

では