re:高い音の練習について  #15767
投稿者: Shorty (2002/04/04 09:53)

こんにちは。カメレスですが・・・
高音についての話題というのは過去にも何度も議論されていると思うので参考にしてはいかがでしょうか?
そのうえで僕の最近の考え方を述べたいと思います。

最近やっと気付いたのですが、高音を出すのに必要な口の力、というものは僕が考えていた程必要無かったという事です。
やはりお腹、つまりは息の力ですね。
逆に言えば息に力があれば口が勝手になってくれるという感覚です。
まあこの考え方自体はオーソドックスなもので、僕も理屈ではわかっていましたがやっと最近になって実感として理解した、という事です。

さて問題が実際にそれをどうやって練習するか、ですね。
この掲示板では度々、pp(ピアニッシモ)での練習について言及されています。僕もppでの練習は絶対必要なものだとは思いますが、どちらかといえば難易度の高い練習だと思います。
僕もそうですが、高い音が苦手な人がまずすべき練習はf(フォルテ)の練習だと思います。
fと言っても、むやみに大きい音を出す必要はなく、要はたっぷりの息を楽器に入れる事。息の量が増えれば息に自然と力が加わりますから、その息の力に頼って吹く(つまり口の力に頼らない)事ができると思います。

具体的な練習方法についてですが、まず現在の状態を考えてみて下さい。
楽器を吹いていて、息は余っているのに楽器に息が入らない、口のところでとまってしまうという事はありませんか?
もしそういう感覚があれば、まずは楽器を置いて、イメージで吹いてみましょう。
楽器は持ってませんが、持っているとイメージして、口にあてるイメージをして、息をたっぷり吸って、、、それを全部吹きます。
楽器がないので当然息の通りはスムーズですし、多分5秒以内に全部息を使ってしまうでしょう。
この時の、息の流れの感覚を覚えておいて下さい。
次に楽器を持って、同じ事をします。イメージで吹いた時のように息がスムーズに流れこんでいたらOKです。きっといい音がするでしょう。

こうして、息が口をつくり、息が音を作るという感覚を身につける事ができたら、音域も自然と広がってくると思います。
高音が出ない一番の理由は無駄な力が口の振動を妨げている、という事だと思います。
fで練習するのは、息の力にまかせきって吹くためなので、その感覚がつかめたら今度はp、あるいはppで練習してみるといいかもしれません。
頑張って下さい。

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