re:口がすぐにぼろぼろになってふけません  #15782
投稿者: ビューグル奏者 (2002/04/05 17:41)

口が疲れるというのは、どうなることをいっているのでしょうか?

唇の周りの筋肉が疲れているのならいいのですが、マウスピースの中の唇が震えなくなっているのなら、音の出し方の考え方から、変える必要があるかもしれません。
唇が震えなくなる原因の一つに、マウスピースの圧力が強すぎることが考えられます。押さえつけ過ぎといわれるものです。
マウスピースの圧力を減らすためには、音をしっかりとした息で出すことが一番です。また、音を出すときに、息を入れて無理やり唇を震えさすのではなく、息が唇の間を流れたら、自然と唇が震えてくれる感覚をつかむことが大事だと思います。
でも、トランペットを吹くには、ある程度のマウスピースの圧力は必要なので、あまり心配しすぎなくてもいいかもしれません。

それと、休日には6時間も練習しているそうですが、休憩はとっているでしょうか?
長時間練習をするときは、唇が疲れたと思う前(ここが大事)に、楽器を吹かずに唇を休めてあげることです。うまくなりたい気持ちはわかりますが、無理は禁物です。はじめは練習した時間と同じぐらいの時間の休憩を取って、少しづつ休憩時間を減らし練習時間を増やしていくようにしたらいいと思います。休憩時間も楽譜を見ながら歌ったり、指を動かしたりして有効に使うといいと思います(気分転換も必要ですが)。

あともうひとつは、ウォームアップとクールダウンをしっかりしているでしょうか?
楽器を吹き始めるときの唇は、楽器を吹くには硬いので、しっかりとした息(強い息という意味ではなく、弱々しくない息という意味で)を入れて、唇を楽器を吹くのに適した柔らかい唇にしてあげてください。楽器をもっていきなりフォルテで吹いたり、高い音を吹かないように。やさしく中音域の音でロングトーンをするといいと思います。
忘れがちなのが、クールダウンです。楽器を吹き終えるときにすぐにしまわずに、ウォームアップと同じように柔らかくしてあげる必要があります。これとやるとやらないとでは、次の日の唇の調子がぜんぜん違います。低音域のロングトーンやリップスラーをピアノでやるといいと思います。

長々と書いてしまいましたが、毎日基礎練習をしっかりとして、よりよい音、よりよい奏法を身につけていってください。