re:私のように、デッパで悩んでいる方、いらっしゃいませんか。  #15813
投稿者: 椎名 (2002/04/09 09:29)

うんうん、そうだと思います。
けしさんのおっしゃるとおりだと思います。

ただ、おそらく統計をちゃんと取ればわかると思うのですが、どうしても歯並びは重要な要素に思えてなりません。
また、けしさんの言うように唇との厚さの関係もあると思います。

音色の個人差に関しては、楽器を口につけて吹くわけだから身体も楽器の一部で、口の中の容積や咽の太さ、身体の大きさなどでかなり変わるんだと思います。
そして歯並び、唇の厚さなんかも関係してくるんでしょうね。

とりあえず、出だしが違うんですよね。歯や唇で。
たとえば私の場合、唇が厚くてデッパですからそのままアンブシャーを作ってマッピをつけても、マッピがよほど大きいものであったとしても唇の赤い部分がリムから外側へ見えてしまいます。
ですから、内巻きにしてセットするわけですけど、それに気づくまではそのまま吹きつづけていたわけです。

クラウドゴードンなど、唇なんて関係ないっていいますけどそれを言う人に限って唇が厚くなかったり、歯並びが悪くなかったり。
ジョン・ファディスは歯が欠けていて、マッピをセットする際にまず右向きに楽器を当ててから左に寄せるらしいですよね。
そんなの、基本的には間違っているんだけどそれをしている本人が「アンブシャーには気をつけなければならない。」とその重要性をJAZZLIFEで語っていました。

だから、なにも気にしなくても最初から出来てしまう人と、相当苦労しなければ人並みまでいけない人といるわけで、それはやっぱり唇・歯並びなどの条件が大きいと思うんです。

いろんな意見があると思いますが、やっぱり中川善弘氏のやっておられることなどはすばらしいことだと思います。
氏自身がそういう「歯並びによるハンデ」を感じているからこそだと思います。

私は今の段階では「歯を削る」ことには反対ですが、実際数原氏のお弟子さんたちは数原さんの言うとおりに歯を削って良くなっているそうです。
しかし、削らないで済むならそれが何よりのことだとおもいますし、もしそこそこ音域が既に確保されているというのなら、まだまだ練習してみなければ歯が原因なのかわからないわけですからね・・・。

長くなりましたが、そういうわけで削らずに対処する方法というのが、デッパの人には共通する部分がどこか無いかと思ってこのスレッドを作りました。