re:発音について  #16438
投稿者: P (2002/07/07 02:40)

「らる」さん、こんにちは。

ちょっと「かめレス」気味ですが...

「正しい発音、間違った発音」という言い方をなさった方は、かなり乱暴な方ですね(笑)

僕の意見と致しましては、シラブル(発音)は「各演奏者の(口内の)感覚」と「曲中で必要とされているアタック(音の出だし)の種類」によって十人十色、千差万別...

「TO」というシラブルは「一般的(アーバン的)」というだけであって、「絶対に守らなくてはいけないルール」ではないと僕は思います。
確かに「ZO」というシラブルは僕も聞いた事はありませんが、「ZI(ズィ)」であれば「レガート気味なタンギング」には有効だと僕は思います。

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余談になりますが、どなたかが「言語」のことについて触れられていましたが、僕は日本語という言語が「シラブル」に及ぼす影響よりも「呼気(息の吐き出し方)」へ及ぼす問題の方がより深刻だと思います。

例えば、ゆっくりと「あ、い、う、え、お」と言ってみてください。
人によってですが、「あっ、いっ、うっ、えっ、おっ」という風になりませんか?
この「っ」が混ざる、すなわち「息を喉か腹で止めながら話す癖」を、僕を含む日本人の多くの方々が持っているのです。
ちなみに、日本語以外で育った方であれば「あー、いー、うー、えー、おー、」に近い状態になり、息をストレートに声に変えるような話し方になると思います。

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シラブルと呼気の関係を例えるならば、ケーキ屋さんにある「ホイップクリーム絞り器」でしょうか。
「絞り器」の先端が星型になろうと平形になろうと、中身の「ホイップクリーム」を絞ることに変化はありませんよね?

要するに、どのような形(音)が欲しいかによって、先端(シラブル)を変化させればよい訳で、「個人のオリジナル先端」があっても良いと思うのです。

ですから「らる」さん、どうかご心配なさらずに。

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ちなみに「ノーアタック(ノータンギング)」とは、息(の圧力)を舌の直接的な関与なしに唇へ伝えて発音する方法です。リップ・フレキシビリティーを問われるので「調子を整えたい」、「デリケートな音が欲しい」、「速い音の立ち上がりが欲しい」等に非常に効果があると思います。


このレスから何か使えそうな物がありましたら幸いです。