re:高音  #16776
投稿者: いちご大福 (2002/08/13 23:02)

いちご大福です。ハイノーツでの音量、サウンドの改善、スタミナに関しては、tp吹き永遠の課題です。まず現状を分析してください。高い音を出そうと唇を閉めすぎた状態でmpを押し付けて吹いていませんか?そのような状態で演奏しているとmpの圧力により唇の血行障害でコントロールがきかなくなりバテます。
また閉めすぎた唇のため十分なスピードのエアーが通れずその結果、音量はでず、サウンドも薄ぺらくなります。
ではどうしたらよいかと言うと小生は以下をやっています。

<しっかりしたエアースピードの確保>
 mpをつけずにリードパイプからエアーを多く吹きこみます。管内のつばや水分をベルから噴出すイメージで目の前がくらくらするくらい吹きこみます。これはかのドクセバリンセンも行っている練習です。これを練習前に10回くらいします。もちろん疲れたらその都度休む。を実践すると確実にサウンドは太くなります。
それと可能な限りのダイナミクスをつける練習。pppp⇒ffff⇒ppppのイメージで

<ハイノーツのサウンド改善>
 倍音を沢山、出すために唇の柔軟性を高める練習をします。出しやすい音程でのリップトリル、ベンド、経過音を入れたグリッサンド、フレキシビリティの各パターンをゆっくりしたテンポからテンポアップで行う。簡単なメロデイーをオクターブ上げて音楽的に使えるように吹く。

<スタミナ>
 常に血行障害とならないように最小のmp圧力でこまめにmpを唇からはなし休みながら吹く。筋肉は、動きを覚えるのは時間がかかるが忘れるのはすぐに忘れる。
可能な限り無駄な動きを排除すべくタンキングは軽く早くなどを心がけて練習する。また千本ノック方式のようにあえてバテバテの状態を作り無駄のない動きを習得するアプローチもありますが、あまりお勧めできません。カーミンカルーソーが同じようなアプローチをとりますが・・・・

最後に2時間の練習メニューですが、これは、自分で考える事であり、他人のメニューを聞いても結局は自分で練習するため考え方を参考にするだけになります。
メニューの組み立て方は、以下の内容を休憩を取りながら自分でカリキュラムとして作ることになります。

ウームアップ;筋肉、体の覚醒、ストレッチ、調子の確認
 ⇒ アイアンのフレキシビリティパターン、ペダルによるエアーの増大、唇のマッサージ、ライトタンキングによるアタックの確認等

弱点の補強
 ⇒ 現状、克服しなければいけない項目の練習
   アドリブ、フィンガリング、フレキシビリティ、ハイノーツ、音量、耐久力などなど

曲の練習
 ⇒ 現状、取り掛かっている曲の練習。曲中での課題克服の重点練習などなど

ちょっと長くなりました。参考になることがあれば幸いです。