re:音の厚さ?  #16842
投稿者: いちご大福 (2002/08/20 21:25)

いちご大福です。効率的で十分な振動を得る唇のトレーニングとして効果のあったものをご参考までに書いときます。

・ハフィング;
フーというエアーで音を出し少量で小さなエアーでも唇が反応するようタンキングを練習する。この場合、タンキングの速さではなく音の立ち上がりと反応を重点に練習する。カーミンカルーソーも同様の練習があります。

・リップトリル;
リップトリルをしながら音階や簡単なメロディーを吹く。ファーガスンも自身のクリニックで推奨している練習です。この場合、リップトリル自身の確実な音程差、周期間隔を注意し可能な限りすべての音で一定のトリルとなるようにします。

・経過音を入れたグリッサンド;
開放、2、1、12、23、13、123の7ポジションでのグリッサンドをまずは一定音量でやり次にダイナミクスpppp⇔ffffをつけながらやります。これはブレスコントロールがきちとできていないとただmpを押し当て唇にダメージを与えますので、くれぐれもエアーを十分に吸って効率的なブレスコントロールでやってください。この練習では最高音を出すよりも経過音をきちと出す方が重要です。

・フレキシビリティ;
チャールズコーリンやウォールタースミス、ゴードン、クラーク、アイアン、ジャコムなどリップフレキシビリティーのパターン、ルーティンは沢山ありますので、これらを徹底的にさらいます。注意点は、まずは確実にフレーズがつながるテンポで練習し徐々にテンポアップします。可能な限り効率的に滑らかに音がつながるように練習します。

・ダイナミクスの練習;
ハイB♭の音をppppp⇒fffff⇒pppppのダイナミクスをつけて音を安定的に出す練習です。
これができれば、後は、エアーを効率的に使うことにより音やせしないハイノートがでるようになります。

まだまだ書きたい事は沢山ありますが、スペースの都合でこの辺にします。がんばってください。