re:粘膜奏法の判断
#17548
投稿者:
椎名 (2002/10/16 16:03)
言葉の定義がまだはっきりしていないし、写真があっても説明しにくいようなことなので粘膜奏法でなくても自分はそうだと思っている人や、粘膜奏法なのにそうでないと思っている人も多いんでしょうね。 で、ボクなりの考えですが言葉はいっそ忘れて、いろいろ試してみるのがいいんじゃないかと思います。 たとえば、どうしても粘膜で吹いている気がして、それが上達を止めている原因ではないかと感じるならば、唇をかなり多めに巻き込んでみよう、とか。 ニコラス・ペイトンなど、黒人の多くはみな唇が日本人よりも比較的分厚いと思います。 しかし、彼らが吹いている写真を見ると唇がすごく薄いんですよね。 リーモーガンやマイルスなんか、唇の赤い部分が見えないくらいだし。 だから、勇気をだして、一定期間の「お試し期間」を作るといいと思います。 ドライ奏法かウェットか、マウスピースが大きいか小さいか、楽器はどんな楽器か・・・そんなところでもアンブシュアを変えてからの結果が変わってきたりするのですごく難しいですけどね。 アンブシュアを、「これでやってみよう!」って一気に変えても、練習しているうちに自然に1番よい形に導かれていったりするみたいです。 ただ、無理な吹き方、たとえば唇にマウスピースをセットしてからこねくりまわして止めていたり、変に力を入れている場合はどんなに練習してもなかなかアンブシュアは変わっていかないかもしれないですね。 1番いいのは、信頼のおけるプロの方に直接診てもらうことだと思うのですが・・・。 プロに見てもらうと、自分が思っていることとはぜんぜん違う意外な部分に原因を発見できたりしますもんね。 ボクも未だにアンブシュアについてはより良い奏法を探すため、日々戦いつづけています。それでもなかなか、プロのように楽に美しい演奏ができずに悩んでいますが、それもまた楽しみのひとつかな、という気楽な心構えで楽しむことを大前提に練習するほうがいいんじゃないかなーなんて思ってます。 トップレベルのプロでもアンブシュアについては毎日研究しつづけていると聞きます。 一朝一夕で答えがだせるような問題じゃないから、すごくデリケートで難しいことだから、言葉で伝えようと思うとホントに難しいですね!(^^; |