re:金と銀の違い&楽器の数  #17656
投稿者: まや (2002/10/24 04:09)

楽器の材料とその上にかける皮膜は
私が知っている限りにおいては

楽器の材質(材料)

1.真鍮の仲間
  イエローブラス--黄色く見える   銅60%、鉛40%
  ゴールドブラス--ピンクががった色 銅85%、鉛15%
  レッドブラス-- 赤みがかった色  銅90%、鉛10%
2.銅100%
3.ニッケルシルバー(昔のCONN STELLATIONやHOLTONのホルンに使われている)
4.スターリングシルバー(銀合金)
5.総金製(トランペットでは使っていない)

皮膜材料(メッキ)

1.何も無し 楽器の最良の色がそのまま出る、ただし真鍮はさびると緑青という       ものが発生しそれは人体に有害です。
2.ラッカー 透明な樹脂(木に塗る透明ニスみたいなもの)
3.銀メッキ 楽器の材料の上にじかに銀を電気メッキする。
4.金メッキ 楽器の材料の上に銀メッキした後、金メッキする。理由は金をじか       に真鍮の上にかけるとハゲやすい。

音色について(バックの副社長のセールス談より)

1.メッキ無し 楽器その物の音が出る、ちょっと金属的。基本的にバック社では
        メッキをして楽器がさびないようにしている。
2.ラッカー  暗めの音になる。
3.銀メッキ  ラッカーよりは明るめ
4.金メッキ  銀メッキより暗め、ラッカーより明るめ

楽器の音色の明暗は一般的に素材に塗られるメッキの厚さで決まってくると言っていました。 ラッカーは膜厚が一番厚くてなおかつ樹脂なので楽器の振動を抑えてしまい暗い音になる。 銀はラッカーよりも薄いので明るめ。
金メッキは、銀の上にかけるので当然銀よりは暗め