re:オーバーブロウ?  #18263
投稿者: 椎名 (2002/12/09 16:12)

ボクの概念では、息を必要以上に入れてしまい、その息の量に比例して唇が振動していない状態という感じです。

唇に力を入れすぎてしまっていたり、アパチュアが開きすぎていてしまったりするときに起こりやすく、大きな音も荒々しくなり、高い音が出なかったり音がかすれたりしてしまいます。それに、効率よく唇が振動していないので耐久力もありません。
小さい音での演奏もできなくなってしまいます。

逆に、オーバーブロウでないときはタンギングがしやすく、かすれることがなく、少量の息で大きな音が出るし,吹いていて心地よい抵抗感があります。
とても吹きやすく、バテるのも遅いです。要するに、これが理想の状態だと思います。

しかし、聞いたハナシによると、あのジャズプレイヤーが使っている「サブトーン」と呼ばれている枯れた音は、このオーバーブロウを意識的に起こして出しているとのことです。
オーバーブロウなのに、唇をやわらかく振動させてあげなければならないので、非常に高度なテクニックが要求されるそうですよ。だから、あまり高い音はもとのアンブシュアにもどして普通に吹かないとでないとのことです。
やっぱり、長時間は吹きつづけられないそうですよ。
余談でした。