re:許せん・・・!!!  #18293
投稿者: tky (2002/12/10 23:58)

おっしゃりたい事はわかりますし、
その先生の理論もわかります。

  繊細 → 大きく より、
  大きく→ 繊細 

の流れで作った方が自然なのは、物事の道理ですから、
とにかく大きな音で吹かせて、息の使い方の準備体操をさせる
指導をされてる方もいらっしゃいます。

ただ、怒鳴るような音の大きさと、自然な響きの区別はつけるべきです。
「怒鳴り音」の延長には、どんなに大きな音でも、
音楽に向いた「響き」はありません。

どうせ、「体の訓練」の問題なんですから、
何がなんでも「音を大きく」する必要はないんです。
「怒鳴る音」の変わりに、たっぷりの息でゆったり支え、
本当にらくーに歌うこと。
そのとき、音のきれいさや細かい事は気にしない。
体の必要な筋肉を、空気が目覚めさせます。
それが、「大きく」ということ。
(筋肉が目覚めて、バランスが噛み合うと、「思い切り大きな音」
なんて考えなくても、バカみたいに楽に、響の豊かな音が、ふっと出たりします。)

それが、楽に意識せずできるようになってから、
アタック、タッチ、ニュアンス、きれいな音、リズム、ノリ、etc・・
などの細部に注意して練習していけば良いかと。

毎日のエクササイズもこの順序ですし、
長い目で見ての練習も、こういった順序だと思います。

トランペットは、中々容易な道ではありませんが、
指導者を信じて努力するのは、ベストの方法の一つだと思います。
頑張ってください。