re:なる音?汚い音?  #18419
投稿者: tky (2002/12/25 11:38)

言いたいこと、分かりますよ。とっても良く分かります。
「綺麗な音」と「迫力のある音」は、背反じゃないんですよね。

見せかけの「綺麗な音」と、本物の「響きのある音」があります。
単に「大音量の音」と、音楽に適した「迫力のある音」があります。
見せかけの綺麗な音にも、単なる大音量にも、芯に響きがありません。

サウンドを作るのは、とにもかくにも息の使い方が肝要です。
息の圧力、フロー、歌うことに重点をおいて練習してください。
(低音ではフロー、高音では圧力が重要になります。
歌うことは、どの音域でも重要です。)

ところで、楽器を「鳴らそう」とすると、
本物の響きにはなりません。
息が仕事をするようになれば、
歌った通りに楽器は勝手に響くようになります。
楽器が響くと、自分では頼りないくらいの音量だと思っても、
ベルの方向には、綺麗で芯があり、迫力のあるサウンドが鳴っているようになります。
そういう類の音は、ppで吹いても、ピアノやドラムセット、固い壁は共振します。

とにかく、あなたの目指す「迫力あるサウンド」は、
「鳴り」や「音量」ではないと言う事です。
力まずに息が仕事をしてくれるよう、訓練するだけです。