re:粘膜奏法って??  #18588
投稿者: ν (2003/01/17 23:22)

地声での吹奏ではなく、ウ゛ェルカント発声での吹奏にしなさい。
というのが藤井氏の言説の核だと思います。

その際、地声での、正確には地声を発する時の咽頭バランスで
吹奏するときには、ほぼ必ず振動しやすい唇の柔らかいところでミッキ
ーマウスのごとく吹く"粘膜奏法"になる、ということではないでしょうか。
決して、粘膜で吹いていなければよい、ということでは無いと思います。

根本的には、アンブシュアの形は問題では無く、唇のより皮膚に近い部分
を振動させているか、が問題なのでは。
ボビーシューも、振動のポイントは口の先にあればあるほどよいと言っていました。
彼の場合は、口先で出来る空気の渦等からそれを提起していたので
藤井氏とは出発点は違いますが......少なくとも到達点が類似てい
るということは、信頼性を高めているかな、と単純に思っております。

粘膜奏法と言う言葉だけが一人歩きしている感があります。
ウ゛ェルカント奏法と地声奏法と言った方が適切では無いかと思います。

言うのは簡単なんですがね......私も自分の音の汚さに辟易しております。
歌う様に吹きたいものです。はぁ。