re:教えてください!  #18688
投稿者: 椎名 (2003/01/27 12:56)

おそらくもっとも一般的な意味では、主管抜差管がノーマルだと楽器本体側が「雌」で主管側が「雄」になっているのですが、リバースはこれに対して上側の管のみ楽器本体側が「雄」になっているものを言います。
これにより、息が入る方向へのパイプの段差による抵抗をやわらげ、息の流れをスムーズにしています。(こんな説明で想像できます?(^^;)

また、余談ですがほとんどのリバースタイプの楽器が、ベルと主管をつなぐベル朝顔側の「ブレイシング(のべ座)」の位置が、ノーマルタイプよりも手前(マウスピースより)に移動されています。
そうでないと、主管が抜けなくなってしまいますから(笑)。
ですので、一部の意見では、リバースそのものの効果よりも、むしろのべ座の位置が下がったことによる効果の方が大きいということです。

しかし、ヤマハのゼノのRGSというタイプはリバースにすることによりこののべ座の位置がノーマルタイプと変わってしまうのを避けて設計されたことにより、吹奏感にリバースにすることそのもの以外の変化を与えないようにすることに成功しました。

最近販売されている楽器のほとんどは、1番管と3番管もノーマル状態でリバースになっていると思います。

ちなみに、XOというメーカーは2番管もリバースになっていたりします。

どちらのほうが良いということではなく、好みや相性の問題みたいですよ。