re:貴方が愛用しているTPのメーカーについて  #19398
投稿者: ハセス (2003/04/12 12:09)

どれもオーソドックスなものです。
バックは180MLで製造番号が35万番台のもので、現在のものと若干異なります。見た目はかなりいい加減な造りに見えます。
唾抜きは地金のまんま、バルブキャップも1個だけこれも地金のままで、
チューニング管は全部入れても1mm位残して入りきりません。
でも、音色、反応はとてもよく、全音域において音抜けもとても良いですね。誰に貸しても気に入ってもらえます。
ちなみに反応、鳴りの感じはマウスピースによって結構変わります。
私の場合、180MLにはバックのマウスピースよりヤマハを使ったほうが反応は格段に向上します。
楽器のイントネーションに不満がある人は意外とマウスピースと楽器が
マッチしていないことに気づいていない場合があると思います。
ヤマハはBじゃなくてC管でした。これはゼノが出る前にあったモデル
(YTR9430)で一見軽い音色ですが以外と芯が硬くオケでよく通る音色です。
いわゆるシルキー型です。
シェルツァーはBロータリーで、肉厚のやや薄いゴールドブラス、ニ
ケルシルバーで作られており、ベルクランツ付きです。東西ドイツ統一後の92年ころに作られたものでそれ以前の旧東独時代の昔のシェルツァーとは全然違うもののようです。
(私は昔のシェルツァーは知らないけれど、そのころのものを知るひとは
いい印象はないようです)今はB&SのOEMであると聞いたことがあるけども
私は確認してません。
これはなんといっても音色が滑らかで美しく、モンケやシャゴーのような重厚感、華やかさは無いけども大変気に入っています。
また、縦ラッパとの持ち替えは難しい楽器で縦ラッパで使うマウスピース
を使っても本来の反応や音色は全く得られないのでマウスピースは
完全に使い分けてます。ロータリーのマウスピースはヤマハ15E4を使ってましたが、リムの感覚に不満があったため大阪のアトリエモモの
マイスター河村氏(元ヤマハアトリエウイーン)に依頼して15E4ベース
にリムの形を変えたものを作っていただきました。これで完璧です。
ちなみにマウスピースは具体的にこうしたいとはっきりとした理想が
あればオーダーメイドはお勧めしますよ。