re:HighCのだしかた  #1948
投稿者:  まぁくん (11/21 00:16)

やっぱり皆さん(私も含め)ハイ・トーンに頭を悩ませている事と思いますが、私の師匠の教えを披露致しますと、舌の動きは確かに吹いている時は考える余裕も無いでしょうが、あくまで理論として考えるとハイ・トーンの時の舌の位置は、口笛を吹く時と全く同じであるという事です。息のスピードを上げたところでハイ・トーンは出ませんし、唇によって変えるのも負担がかかりすぎて効果的ではありませんよね。イメージとしては、水道の水をホースにつないで出して、ホースの先を指でつまむ、そうすると水は遠くに飛びます。それを楽器にたとえるとお分かり頂けるのではないでしょうか?口笛で高い音を出した時の舌の動きをそのまま楽器でやる、これが一番だと私は思っていますし、私の教え子にもそう指導しています。
次に、腹筋の事ですが腹筋に力を入れるというか、下半身で支えるというニュアンスのほうが理にかなっていると思われます。腹筋を特に鍛える必要はないでしょう。だって中には腹筋が鍛えられていなくても上手い人がたくさんいるんだから。
要は、腹筋よりももっと下に体の重心を持ってくる事が大事なんです。だから練習の一環として、中腰になって上半身を前にかがめる(ベルは下を向いた状態)ようにして、腹筋じゃなくその下辺りに力を込めて吹いてみる、そうすればコツが分かってくるはずです。私はその二つの事を実践してハイ・トーンも苦労していませんし(ハイF位までは)、より太く力強い音になったと思っています。私は、ラッパを吹くのが仕事ですが、その二つの悩みに振り回されてきました。しかしそれを克服してから以前よりもラッパが面白くなりました。
各個人でいろいろなやり方がありますが一つの参考にして頂ければ幸いです。これに対する意見・質問もお待ちしています。