re:歯並びについて  #19802
投稿者: 椎名 (2003/05/19 16:00)

ボクも相当歯並びについては悩みました。

でも、結構前歯がデッパだったり、並び方がおかしかったりするプロっているんですよね。

ですから、問題はにゃんたさんの今までの経験年数だとか、練習量、環境などを考慮しないと、本当に歯並びのせいなのかがわからないと思います。

歯並びによる上達スピードの違いなんかはあるんじゃないかと思っていますが、練習量や道具などでかなりカバーできると思います。

とりかえしのつかない処置をするまえに、何回でも元にもどせる道具や、時間さえあれば可能な練習、そしてお金と環境によって得られる信頼のおける人からの指導などに頼ってみてはいかがでしょうか。

前歯が欠けていたり、隙っ歯だったりするプロもいるし、あのサッチモだってデッパまでいきませんが写真を見る限りではかなり前斜めに歯が並んでいました。
彼も若い頃に良い先生についてレッスンを受けて腕をあげていったと聞きます。ある本には、「彼には分厚い唇、”大きくしっかりとした歯”、筋肉質の身体、身近で生演奏を聞いていた環境が備わっていたため・・・」などというようなことが書いてありました。

歯をいじってしまっては、二度と元と同じには戻せないので、やるにしてもよっぽど慎重にやった方がいいと思います。
歯を削ったことでつぶれていった奏者もたくさんいるようですので・・・。

tkyさんのおっしゃるように、ボクも最近ではブレスコントロールや、それを支える体力、また、音程感などが大切なんじゃないかと思うようになりました。
ボクも高音域は苦手です。問題は、苦手がゆえ、必要以上に高い音=難しいと意識してしまうことです。
この呪いを解き放つには、しっかりとした基本的奏法を身につけ、いつでも冷静に対処できるように精神状態をコントロールできるようにすることが効果的だと考えています(や、ボクは今でも全然できてませんが・・・)。
ハイB♭なんて簡単じゃん、だからあえて力んで練習する必要ないや!中低音域から徐々に安定させていこうって思ってるうちに、普通に出せるようになっていました。出せるようになってしまえば、あんなに苦心していた時期がウソのようでした。
苦手だからといって高音域ばかり練習してしまうと調子を崩し、どんどん悪い方向へいってしまいました。奏法的にも、精神的にも。
今は大きなマウスピースを使っているので、以前よりもずっと高音域での演奏が大変なので、より一層しっかりとした奏法を身につけねばと思っています。

そんなわけで(どんな?)、あせらずにゆっくり上達していくという心持ちでやった方が良いのではないでしょうか。